2016.09.01
ジェネレーティブデザインファブリック
松山周平さんの”Generative Design Fabric”は、プログラミングによってデザインされた生地を使った作品群。今回は額装したものを見ることができた。それを白い壁にかけると、確かな物体でありながら、データ空間への窓が開いたように感じられる。
作品について、少し質問をした。
・生地の材質とプリント方法を教えてください
生地はテトロン帆布です。産業用プリンタを使って質の高い生地プリントを提供しているサービスを利用しました。洗濯も可能です。
・デザインの生成にはどのような手法、ツールを使いましたか?
プログラミングはすべて”TouchDesigner“で行っています。元になるデータや、アルゴリズムについては複数ありますが、以下の作品を応用しています。
音をリアルタイムに可視化するパフォーマンス(Beyond Code #2より)
カメラで読み取った服の色を集めてパターンを生成するインスタレーション(ISETAN Digital Art Frame 001より)
・おひとりで進めているプロジェクトですか?
はい。もともと作るものが映像やインスタレーションなど形に残らないものばかりで、それをなにか形にできないか、という点からスタートしました。今後は自分だけでなく、生地をデザインするエンジニア、プログラマー、また、生地を使って製品を作る方々とコラボレーションしていきたいと思っています。