2017.06.15
「声」のある電子工作をカンタンにするHEARTalk UU-001
「HEARTalk」は、機械との自然な会話を実現するヤマハの技術。人間の呼びかけ音声の音楽的要素をリアルタイムに解析し、機械の応答音声の強さ、抑揚、間、高さを自然にコントロールすることができる。この技術を自作のデバイスやロボットに導入できるよう開発された小さなボードがHEARTalk UU-001(ハートーク ユーユーゼロゼロイチ)だ。
企画は電子楽器「ウダー」でおなじみの宇田道信氏。販売はスイッチサイエンス。ヤマハは技術協力という形で参加している。同社の立ち位置については、下記のプレスリリースを読むとわかるだろう。
「個人のものづくり」を積極支援
当社の自然応答技術「HEARTalk™」を採用した初の製品がスイッチサイエンス社から発売
− メイカー市場、パーソナルファブリケーション市場への製品・技術投入を加速 −
HEARTalk UU-001を使うとどんな「対話」が可能になるのか、その実例については、藤本健さんのインタビュー記事を見るのが一番良さそう。SiriやGoogleとはちょっと違う方向の、和めるボイスインタフェイスが実現されているのがわかる。
心がこもった対話を実現するYAMAHAの新技術、HEARTalk基板が自作マニア向けに発売だ!
基板の機能はシンプルで、マイクに向かってしゃべると、スピーカーから返事が返ってくる(同梱のスピーカーはハンダ付けが必要)。12本のGPIOピンが用意されていて、ArduinoやRaspberry Piからパラメータを調整することもできる。詳しい仕様は宇田さんのページにまとめられている。
購入はスイッチサイエンスのページから。価格は9,180円です。