Crafts

2018.03.27

可愛らしいカササギの木彫パペット

Text by Caleb Kraft
Translated by kanai

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先日、Instagramを見ていたとき、美しい木製のカササギと目が合った。それがなんなのか、理解するまでに少し時間がかかったが、木材から彫り出されたパペットだと判明した。私は作者のClaire Brooksに連絡を取り、詳しい話を聞いた。

私は木彫はほとんどやったことがなく、このカササギは私が生涯に作った2つめのパペットです。イギリスのサウスデボンで活動しているPuppet Craftのパペット作家、John Robertsとともに、2週間かけて作りました。彼は高名なパペット作家であり人形使いでもあります。こうした教室を毎年開いています。去年、私は彼の教室を受講する幸運に恵まれ、骸骨の操り人形を作りました。Johnは講師としても素晴らしい人です。とても忍耐強い方で、彼がいなければ、私は絶対に作ることができませんでした。

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これだけの大きさで見事な彫刻は、すぐに作れるものではない。Claireがほとんど初心者だということを考えれば、なおさらだ。この鳥のパペットについて、彼女はこう話している。

全体を仕上げるまでに4週間かかっています。必要なパーツを作って家に持って帰れるように、そのうちの2週間以上は、ものすごくがんばりました。そして家に帰り、残りの仕事だった形状の微修正と、塗装と、ジョイントの結合を行いました。そのときが怖かった。Johnとはメールでしか連絡できず、手元には仕上げに必要な作業を細かく書き込んだノートがあるだけ。もし失敗したら、それを直す工具が手に入らない可能性がありました。

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いちばん難しかった部分はどこかを尋ねると、Claireはこう話してくれた。

いちばんのチャレンジは羽根でした。体はジェルトン材でできています。それを彫るのはとても楽しい作業でしたが、その他のパーツは、細かい彫刻ができるようにライム材から彫りました。とくに、ライム材で羽根を作るのが大変でした。体に沿うように、羽根の内側にくぼみを作り、外側は丸くして、できるだけ薄くする必要がありました。いくつかの段階に分けて作業を進め、その都度、体にピッタリ沿っているかを確認しました。最初の羽根は、よく確認をしなかったため、思うように体に沿ってくれませんでした。体にぴったりと沿い、それでいて羽ばたくことができるようにするのは、至難の業です。

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完成したパペットは息をのむほど素晴らしい。とくに、黒い羽根の間から見える緑と黄色の色彩がなんとも言えない。この完成品について、Claireはこう話している。

これによって、私はもっと彫りたいという衝動に駆られるようになりました。木材の塊から形を彫り出し、細かい部分を仕上げてゆく作業は、本当に満ち足りた気分にさせてくれます。この夏も、新しいパペットを作るためにJohnに会いに行きます。もう計画を立てています。

Claireは、劇団Nineteen12 Productionsでセットを作ったり演技したりしている。彼女の作品をもっと見たい方は、彼女のInstagramをフォローして欲しい。

原文