2008.05.15
Maker Faireフォトレポート(4)
Main Stageの半分が「Maker SHED」(shedとは納屋、小屋の意味)という即売コーナーです。Maker Faire開催と同時にオンラインストア、Maker StoreもMaker SHEDと改名されました。この広いスペースの中で、本と雑誌(Make、Craftのバックナンバー、オライリーの本など)や、各種キット、Tシャツなどが販売されています。50ドル以上購入の場合は無料Tシャツのプレゼント付きです(余談ですが、Tim O’ReillyもボランティアでTシャツを配っていたとのこと)。
(上の写真だけ前日の設営時に撮影したものです)
ブレインマシーン、MiniPOV 、ストロボフォトグラフィなどMakeの読者にはよく知られたキットの他に、学研の大人の科学関連のキットやクラフト系のキットが販売されています。人気のキットは早い時間に完売になってしまいました。
このMaker SHEDの特徴はただモノを売るだけでなく、販売スペースの横のカウンターにキットを作ったMakerが常駐していて(20組前後)、ミニワークショップ的に作り方を教えてもらったり、質問に答えてもらったりできること。Makerにとってもユーザーと直接話ができる貴重な機会です。
ここでは日本語版で翻訳記事を掲載したMakerや、その他ユニークなキットを作っているMakerと話をすることができました。
日本でも人気のブレーンマシーン(日本語版 Vol.3に掲載)を作ったMitch Altmanさん。
ストロボフォトグラフィ用キット(日本語版 Vol.3に掲載)を作ったWendell Andersonさん。日本語版で石井寛さんが作ったバージョンを見て「シンプルになっているね」とのこと。下の写真は改良型(バージョン4)です。このカウンターにも人が絶えませんでした。
日本語版 Vol.3で「PIC入門」の記事を書いたSparkle LabsのAmy Parnessさん。手に持っているのは、ブレッドボード、抵抗、LEDなど130の部品とチュートリアルの冊子がセットになった”Electoronics Kit”(49ドル)です。インクジェットプリンタで印刷したマニュアルや部品の小分け袋が手作り感あふれるパッケージングでいい感じです。日本に暮らしていたことがあるとのことで、このキットは「きっと日本の人にも気に入ってもらえると思う」と話していました。
Makeスタッフと共同で”Make Controller Kit“を開発したMakingThingsのDavid Williamsさん(右。ごめんなさい。左の方の名前は聞くのを忘れてしまいました)。日本でもたくさんの人に使ってほしいから、日本のコミュニティのためのフォーラムができればいいね、とのこと。Make Controller Kitに関しては、日本語版 Vol.4の「SKETCH」を参照してください。
“Extreme DIet Coke & Mentos Geyser Kit”。ピンを引き抜くだけで数個のメントスをダイエットコークに一気に投入できるノズルが3種類(噴出口の形状が違う)6本と保護ゴーグル(なくてもいいかも…)、メントス、解説カードがセットで30ドル! 高い! でも買ってしまいました…
Maker Faireフォトレポート – 1、 2、3、5、6