Electronics

2011.09.21

最新Arduino:32ビット版、入門版などなど

Text by kanai


9月17日、Maker Faire New Yorkのメインステージで行われたWhat’s Ahead for Arduino(Arduinoの将来)と題されたプレゼンテーションにて、Arduinoプロジェクトの共同創設者、Massimo BanziがArduinoの新製品を発表した。新製品はMaker FaireのArduinoテントで公開されたが、Arduino blog(英語)で読むこともできる。

Arduino Leonardoは、Atmega32u4を採用した低価格版Arduinoです。UNOと同じ形でコネクタも同じですが、回路は簡素化されています。ソフトウェアでは、進化したUSBドライバによってマウス、キーボード、シリアルポート(今後、より多くのドライバが追加される予定)をシミュレートできるようになりました。Arduinoなので、すべて(コア、ブートローダ、ハードウェア)がオープンソースで発表されることになっています。
Arduino Due(注: 開発者向けプレビュー版)は、32ビットプロセッサ、ARM Cortex-M3を採用した革新的なArduinoです。チップはATMELのSAM3Uを使用し、96MHzで駆動させます。Flashメモリ 256KB、SRAM 50KB、SPIバス5本、I2Cインターフェイス2本、UARTS 5本、アナログ入力16本(解像度12ビット)などなど。

Arduino Wifi Shieldは、Wi-Fi通信機能をArduinoにもたらします。古典的なWiFiモジュールを使う必要がないため、ハッキングの可能性を最大限に引き出します。H&D Wirelessと強力なAVR32プロセッサを組み合わせたμモジュールをベースとして、完全なTCP/IPスタックを搭載するため、独自のプロトコルの使用やカスタマイズを可能にするための余裕があります。Ethernet Shieldのコードをほんの少し変えるだけで移植できるように、現在作業を進めています。

おまけに、Arduino 1.0 も完成した!
– Brian Jepson
原文