Electronics

2015.01.23

Voltera V-One:基板をプリントして表面実装部品をリフローできるマシン

Text by Mike Senese Translated by kanai

電子回路の基板を新しく作ろうとすれば、デザインファイルを業者に送り、基板が送り届けられるのを待つというのが普通だ。ハードウェア系スタートアップのVolteraは、一般向けV-One基板プリンターでこのプロセスをすべてデスクトップで行えるようにした。

CES 2015で開催された TechCrunch “Hardware Battlefield”で5万ドルの賞金を獲得したHaxlr8r卒業生によるカナダチームは、銀のナノ粒子を含む導電性インクを、標準的なFR-4基板の上にレイトレースするというスタイリッシュなプリンターを作った。その上に絶縁体でレイヤーを作れるため、多層構造の回路もプリントできる。ハンダペーストのオプションもあるので、既存の基板への表面実装部品のリフローも可能だ。

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ユニットには加熱装置があり、導電性インクを効果させたり、表面実装部品のリフローができるようになっている。内蔵されているLEDは、今どの工程を行っているかを示してくれる。

プリントヘッドはモジュラー式で、磁石でくっつくようになっているため、プリントのタイプに合わせて、簡単に交換できる。

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Volteraの共同創設者、Alroy Almeidaによれば、V-Oneはスペースとトレースを8ミルでプリントでき、パッシブは0603まで、ピンの感覚は0.8ミリまでとなっている。抵抗値は銅と同等で、「やや劣る程度」だという。しかし、彼らが行ったテストによれば、今のところまったく問題はないそうだ。

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Voltaraは近い将来にKickstarterキャンペーンを行う予定だという。目標額は1500ドルだ。

これが初めての回路基板のプリンターというわけではない。これまでにもさまざまなプリンターのハックがあり、去年はSquinkがKickstarterで10万ドル以上を獲得し、3000ドルのプリンターを作っている。これは部品のピック・アンド・プレース機能も備えている。

[原文]