オランダのアイントホーフェン工科大学では、ロボットが理解しやすい音声言語 ROILAを開発している。
現代社会にはロボットが急速に増加しています。日常的に人と関わりを持つサービスロボットが、すでに工業用ロボットの数を超えました。RoombaやNaoなどのサービスロボットと、もっとも簡単にコミュニケーションをとる方法は、声による自然な会話です。しかし、今日の音声認識技術はまだ十分なレベルに達しておらず、ロボットはしばしば言葉と誤解したり、まったく認識できなかったりします。音声認識は、絶対に人間のレベルには達しないと述べている研究者もいるほどです。
これまでに開発された人工言語は、エスペラント語を除いて、言葉を話す人々の支持を得られたものはほとんどありません。しかし、ロボットの普及にともない、この地球に新しいコミュニティが生まれた今、ロボットが独自の言語を話しても不思議ではありません。今に私たちは、何百万台というロボットとROILA語で会話できるようになるでしょう。私たちは、自然言語での会話が抱える問題点を解決したRobotic Interaction Language(ロボット交流言語)を開発しています。この言語は、2つの重要なゴールを目指しています。ひとつは人が簡単に習得できること。もうひとつは、ロボットが効率的に認識しやすい形に最適化することです。
この研究を支援するために、Lego Groupは、NXT 20セットとTechnicガーダーを1立方メートル寄付したそうだ。[The NXTStepより]
– John Baichtal
訳者から:英語を基本にした言語だけど、アイウエオの5つの母音と11個の子音で、単語はかならず、日本語と同じように子音母音の組み合わせになる。二重母音や動詞の活用などはなく、過去形は過去を示すマーカーを動詞のあとに付けるなど、英語をすごーく単純化したって感じ。日本の小中学校は英語教育からROILA教育に切り替えたらどうだろう。言葉の構成については、このページで簡単に説明されている。
[原文]