Maker Shareの公式スタートをお知らせしよう。この発表ができて、最高にうれしい気分だ。これは、Makerのための「発表会」の場。プロジェクトを見せ合って、互いに学べる新しい機会を作り、つながり、貢献し合うMakerのハブだ。私たちは、パートナーのIntelとともに、イノベーションとコラボレーションのためのインターネット上のプラットフォームを開発した。Makerにできるあらゆることのショーケースだ。どうか、MakerShare.comに登録してほしい。あとは、プロファイルを設定して、ポートフォリオに作品を加えるだけだ。ポートフォリオは、みんなの興味とアイデンティティを反映する場所となる。(日本語版編注:現時点で、Maker Shareは英語でのサービスになります)
自分が作ってるものを、人に説明したいときはどうする? Maker Faireでは、Show and Tellというプロジェクトの発表会が開かれているが、Maker Shareでは、そのShow and Tellの代わりとなる動画を投稿できる。約2分間のデモンストレーションだ。よい発表は、「何を」作ったのか、「どうやって」作ったのか、「なぜ」作ったのかがハッキリ伝わるものだ。
Maker Shareは、インターネット版Maker Faireだ。理に適った新しい一歩だと言える。また、世界中のMakerとつながるチャンスでもある。Maker Faireに出展した経験のある人もいるが、ほとんどは出展経験のない人たちとなるだろう。
シェアすること、つまり教え合うことが、Makerコミュニティを築いてきた。私たちは、他の活動から学び、他の人がやっていることに刺激を受けてきた。また、自分一人では不可能だったものが、他の人たちと協力して可能になることもある。
Maker Shareには「Mission」というコーナーがある。人々の問題を解決するための手助けができるところだ。最初のミッションは、11歳のMaliaが、友だちともっと簡単にコミュニケーションが取れるようにするデバイスの開発だ。解決を待っている問題は山ほどある。
コミュニティに参加して、助け合いたいと思っているメンバーとつながることで、大きな力が生まれる。私たちのパートナーであるIntelのRajiv Mongiaは、すでに自分のプロファイルを通してメッセージを送ってきた高校時代の友人とつながった。彼の息子には、Malia プロジェクトミッションのMaliaと似たようなコミュニケーションの障害があるという。このコミュニティで、そうした子どもたちに何ができるか、彼はとても楽しみにしている。
Maker Shareで公開されているプロジェクト
Tepmachcha:カンボジアの洪水早期警報器。(Rob Ryan-Silva)
Tepmachchaは音波水位計だ。洪水を早期に発見し、RapidPro双方向音声応答システムによって地元住民に警報を伝える。
Lightning Detector – 300 kHz 受信器(Wayne Roshida)
数百キロ離れた場所の雷を検知することができる。
Maker Faire Bay Area 2017に出展されたプロジェクトもある。
Ashley QianとMusical Corgi Keyboard
見てわかるとおり、それぞれのMakerとプロジェクトには固有のURLがある。
小さなMakerたちが各々のポートフォリオで能力の成長の様子を示すといった、教育の場での利用も私たちは期待している。才能溢れる若きMakerのポートフォリオを覗いてみてほしい。
・Sasha Jaffarove
・Forrest Leung
Maker Shareでつながろう。みんなが何を作っているかを教えてほしい。また、メイキングに情熱を持つ仲間と知り合ってほしい。この学びのコミュニティは、創造性、寛容さ、やさしさという価値を共有する場所だ。みんなのスキルと才能を活かして、よりよい世界を作っていこう。
Maker Shareで私を探してメッセージを送ってほしい。私は本当に辛いペッパーソースの作り方を紹介している。みんなも、今作っているものを見せてくれ。
[原文]