Electronics

2013.11.27

3Dプリントの現状:MAKEの調査から

Text by kanai

MakeSurvey_jp

MAKEでは、MAKEとMakerニュースレターの購読者を対象に、デスクトップ型3Dプリンターに関する調査を行った。その結果から、3Dプリントの現状が見て取れる。

誰がプリントしているか? アクセスと所有

回答者の多く(65%)はホビイストを自認している人たちだ。彼らは個人的なプロジェクトにプリンターを使っている(61%)。しかし、仕事と個人的プロジェクトの両方に使っている「混合型」も39%あった。回答者の約半数(46%)が3Dプリンターを所有しているか、いつでも使える状態にあり、1週間以内に使用している。

何をプリントしているか?

3Dプリントを快く思わない人たちは、それを机上の安物製造機だとけなすが、回答者の大多数は、便利で実用的なものをプリントしている。76%はプロジェクトのプロトタイプを作り、75%は実際に稼動する部品を作っている。64%は壊れた物の修理に使っている。

ブランドの知名度と将来の購入の決め手

MakerBotが最も有名なブランドだった。91%の回答者が知っていた。そして、Printrbot(50%)、3D Systems(43%)、Ultimaker(42%)、Formlabs(41%)、Lulzbot(41%)と続く。また、46%がMakerBotの購入を検討したことがあると答えていることからも、その知名度がわかる。その次に購入を検討したことがあるブランドは、割合がずっと下がって、FormlabsとPrintrbotが続く。どちらも18%だ。回答者の60%は、今後12カ月以内に3Dプリンターを買うかもしれないと回答していて、MakerBotは学校向けのMakerBot Academy Bundleを立ち上げたことから、この年末商戦では、MakerBot がかなり売れるのではないかと予想される。

メーカーのみなさまへ:この調査によって、消費者が3Dプリンターを購入する際にもっとも重視する製品の特性がわかった。お買い得感(85%)、耐久性/しっかり感(83%)、その他のランクが高かったものは、出力品質(82%)、使いやすさ(67%)、プリントを開始してそのまま目を離しても大丈夫であること(64%)となっている。

– Anna Kaziunas France

原文