Crafts

2007.08.22

ナイフで指ちょん切るかもしれないロボット

Text by kanai

make 992
わお、このknife.hand.chop.botは、ボクの新しいお気に入りボットだ。このビデオの最大の見所は、ロボットがナイフを振り下ろす前に手に当たる赤レーザーだね。 –

5VOLTCOREは、自己実現型人工頭脳システムを完成させようとしています。これは、”ユーザー”の感覚と認識力と、機械のセンサーと処理能力を使って遊びます。
ロボットはナイフを持っており、これを使って度胸試しをシミュレート(というか扇動)します。それは、Mumblety-Pegと呼ばれるゲームです。ユーザーは機械に手を置きボタンを押すとゲーム開始です。機械は指と指の間にナイフを振り下ろします。最初はゆっくりですが、だんだん速くなります。機械はセンサーによって指と指の間の位置を割り出し、そこにナイフを振り下ろします。
電気的接点が機械の手を置く場所にあり、ユーザーが緊張して手に汗をかくと、それを感知してアクティブとなり、手の皮膚が導電体になります。そして、皮膚を通じて送られるようになった電流によって、コンピューターは動揺します。
これには2つの効果があります。ひとつは、接点の接近(回路の屈折)によってサウンドが発生します。これは警報音として解釈もできますが、さらにストレスを高める効果音にもなります。もうひとつは、ナイフの位置に変化を与えることです。ナイフの位置はコンピューターが制御しますが、これにより、コンピューターに動揺を与えた者の手を傷つける危険性が生じます。

knife.hand.chop.bot – Link
訳者から: 命がけだね。機械と人間との間に流れる緊張感というか、コンピュータのほうもオドオドしている感じがわかって面白い。
[原文]