2008.02.08
070131を忘れるな
去年の今ごろの朝、「Makeがボストン中にLEDの彫刻を置いたのはなぜ??? CNNがMakeがやってって言ってたけど!」という質問の電話やメールが殺到した。結局それは、ボクたち (Make)がLEDアートプロジェクトの記事をMakeに書いて、それをCNNがググって(または Ask Jeeveって)、ボクたちだと勘違いしたといういきさつだったんだけど、ちょうどそのときボストンの街は、LEDパネルに “Aqua Teen Hunger Force” みたいなマンガを映し出す広告キャンペーンのために封鎖されていた。去年、すべての経緯をボクはこのブログに書いたけど、そこに寄せられた意見や質問を読み返してみると、すごく面白い。
1年経った今日、MAKE NYC meetingがある。ボクは、オフィスにLEDパネルを飾ろうと思ってEvil Mad Scientistsのキットを作っている。この日は、エレクトロニクスがアートになり得ることを、多くの人に示した記念日になると思う。エレクトロニクスは、恐ろしいものでも、すぐに”イタズラ”と決めつけられるべきものでもない。エレクトロニクスのすばらしさをどう伝えるかはボクたち次第だけど、責任も伴うよね。
去年、Makeを襲ったボストンのMooninite事件(英語)- Link
左:木曜日の朝、ルート93の下で見つかった装置。大きな回路で配線が施されている。地下鉄の上、ハイウェイの高架部分の下に吊されていた(WBZから)。
中:装置は、テレビ番組”Aqua Teen Hunger Force”のキャラクターMooniniteに似ていた(CBSから)。
右:APから。
Aqua Teen Hunger Force がボストンを封鎖(英語)- Link
Mooniniteに刺激されたLEDプロジェクト – Link
HOW TO – LED Tシャツを作ろう(英語)- Link.
Pocket Ignignokt – 自分専用の Mooninites を作ろう – Link
– Phillip Torrone
訳者から:去年の1月31日、ボストンの街の各所に、Aqua Teen Hunger Forceというマンガの登場キャラクターを映し出すLEDパネルが現れて、同時多発テロ以来ピリピリしてる当局は、爆弾ではないかと街を封鎖して大騒ぎ。それをCNNが早とちりして、Makeの仕業と報じたから大変……というマンガみたいなお話があった。これはそのマンガの長編映画のための広告キャンペーンだった。でもマスコミは、アートとはとらず、終始”いたずら”と言っていたね。”お騒がせ男”みたいなね。アメリカのマスコミも、この低俗な部分では日本とどっこいだね。あのバカみたいな謝罪会見を強要しないだけ、まだマシかな。
[原文]