2008.05.22
ITP show: Epimetheus – 樹木が教える山火事警報機
John DimatosのEpimetheus – リアルタイムで重要なデータを送信する火災センサーのネットワーク。
Epimetheus は、リアルタイムで特定箇所をモニターする能力を増大させた、現在実現可能な大規模な環境フレームワークのプロトタイプです。
公的スペースまたはゆるいつながりを持つ私的グループのスペースに配置することを想定し、物理環境には、趣味の科学愛好家でも設置できるDIYレベルのテクノロジーで対応します。計画では、一般市民のグループが、一般公開されたマニュアル、設計図、設定方法をもとに、既存のネットワークにノードを開設できるようにして、登録を行うと、個々のノードはGoogle Earthのレイヤーに映し出されます。ひとたび映し出されるようになれば、そのノードとネットワークは、設置したグループや個人はもちろん、関連する利益団体や行政機関などから遠隔監視が可能になります。
Epimetheusには、環境情報をコミュニケートするためのいくつかの段階があります。UV、赤外線、煙など、複数のセンサー技術を使用するため、センサーユニットは高度なメッシュネットワークを使用し、太陽電池を備えた自立型のユニットとなります。ゲートウェイユニットは、森に設置した各ノードからのデータをネットワークの根本で集約するように設計します。厳しい自然環境に耐えられるように、ゲートウェイユニットは電力網と携帯電話網にアクセスできるようにします。一般用の電話を利用して、ゲートウェイユニットは重要な最新情報をショートメッセージ文章の形式でシステムの第三の段階、つまり個人ユーザー、市民団体、公的データベースなどへ渡します。
地域に合ったシステムの構築やオープンなモニタリングサイトの開設といった行動を起こすことで、単に森を守るだけでなく、特定の地域を保護するという意識がみんなに芽生え、長期間にわたりよい効果をもたらすものと思われます。
– Phillip Torrone
[原文]