Electronics

2009.04.27

Checkin’ In: 電気キリンのRussell

Text by kanai

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Maker Faire Bay Areaがあと6週間で開催される。これまでのMaker Faireで出会った友人たちに再開できると思うと、今からワクワクだ。なかでも、ずっと会いたいと思っていたヤツが Russellだ。Russell(通称:Rave Raffe) は、2006年の最初のMaker Faireからの付き合いだ。優しいヤツで、身長は17フィート(約5メートル)、体重は1700ポンド(約650キロ)という堂々たる体格。いつも仲のいい友達(つまり製作者)Lindsay Lawlorといっしょにいる。Russelは、体中に無数のLEDを点灯させ、内蔵サウンドシステムで重低音を響かせながら催し物会場を歩き回っては、どこでもパーティーを始めてしまう。2008年のMaker Faireで外を歩き回ったRasselのビデオ(Make Japan撮影)には癒される(ついでに周辺の展示物も見えるよ)。

Russellは、人に愛されることが大好きだ。頭のセンサーをなでてもらうと喜ぶ。
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クールなロボット、じゃなくてキリンのRussellの体の秘密について、私はいつまでもそれについて話し続けられる自信があるが、街の噂によれば、Russelは劇的に生まれ変わったらしい。男性更年期障害にでも陥っていたのか。Lindsayの話はこうだ。
「巨大なキリンロボットは、常に進化するプロジェクトであり、技術やスポンサーが新しくなるごとに、成長し、変化しています。このキリンは、”技術の開拓地に放牧” されているのです。毎年、みなさんの目の前に登場するときには、外観やサウンドや感触に、何か新しいものを提供できるようにと頑張っています。今年は、一度完全に解体し、まったく新しく作り直しました。残ったのは骨組みだけです。今度のフェアで、美しい新マシンを披露できるよう、我々は懸命になって建造に取り組んでいます。華やかな塗装とエレクトロニクスで、今までにも増して観客を魅了できるよう、注ぎ込めるものはすべて新型に注ぎ込んでいます。彼は、すべてが一からの作られた新しい要素で構成されています。以前の彼を知っている人なら、我々が古いキリンを捨てて、まったく新しいキリンを作ったと知ったら、びっくりするでしょうね」
わあ! Russell’s blogには、製作途中の衝撃写真が。こんなキリンの”内蔵”とか。
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そしてこれは、過去のポスターに囲まれて居間に飾られたキリンの頭。
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ああ、待つ身は辛い。会いたいよ!

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キミも生まれ変わった Russellを見に来ない? 5月30日と31日にサンマテオで開かれる Maker Faire Bay Area では、もっとたくさんの友達に会える。前売り券はこちらでどうぞ。ちょっとお安くなってます。では、フェア会場で会いましょう!
– Goli Mohammadi
原文