Electronics

2010.03.02

Chiptune Marching BandとMaker Faire Newscastle

Text by kanai

興奮のDorkbot DCから今、帰ってきた。すごく刺激的な2人のアーティストのプレゼンを見たよ。ひとりはAndy Holtin 。もうひとりが田中アタウだ。プレゼン自体も魅力的だったけど、それより、この2人のMaker Faireとの繋がりと、Maker Faireがいかにアイデアやプロジェクトを育む場所であり、そこからいろいろなものが巣立っていることを知って感動した。
Andyとは、最初にオースティンのMaker Faireで会っている。彼がまだテキサス大学で教えていたころで、学生のアートショーをやってくれた。アタウはニューカッスル大学で教えていて、Culture Labのデジタルメディア学部の教授を務めている。彼とCulture Labは、Maker Faireがテキサスで開かれると知って、なにか特別なことをしようと考えた。そして彼らはワークショップを主催し、Chiptune Marching Bandと名付けた音楽の演奏大会を開くことに決めた。これが大成功をおさめ、その後、6つものフェスティバルやイベントでワークショップを開くこととなった(今後も予定している)。簡単ながら高度な電子回路と(変調用と増幅用としてLM386チップを2つ使う)クラフト素材を使って、教育的、社交的イベントの中で楽器を作り上げる。さらにそれを使ってMakerのマーチングバンドという楽しいパフォーマンスを行う。まさに理想的なワークショップだ。いろんな意味で大成功!
上のビデオは、前にもこのブログで紹介したChiptune Marching Bandの様子だ。Chiptune Marching Bandのサイトもあるよ。
今年のNewcastle Faireと、今年開かれるすべてのMaker Fairesから、どんなイノベイティブで、びっくりするような、とんでもないものが生まれてくるか楽しみだ。
Maker Faire, Newcastle
– Gareth Branwyn
日本語版編集より:2009年のMaker Faire Newcastleの様子はChiptune Marching Bandのメンバーの城さんがレポートしてもらっています。
原文