Arduino互換の頭脳を持ち、Bluetooth LEに対応し、3Dプリンターでケースを作ったオープンソースの腕時計。Jonathan Cookが開発しBLEスマートウォッチは、MAKEのArduino Challengeで優勝し、今秋開かれるMaker Faire Romeの出展が決まった。
この腕時計は、Cookが9カ月間かけて開発しているBLEウォッチの最終イテレーション版だ。日時の表示に加えて、スマートウォッチなら備えていて欲しい機能、電子メール、Facebookのお知らせ、Twitterの更新にも対応している。そして、コミュニティに育てて欲しいという願いも込められている。「これは最初の、オープンソースの“pebble”的プロジェクトだと思っています」とJonathanは語る。
Jonathanは、将来、MAKEの読者に完全な作り方を公開すると言ってくれた。また、製作の記録はoswatch.orgで公開されている。
Arduinoの10周年を記念したMAKEのArduino Monthコンテストでは、非常にハイレベルなプロジェクトの応募が多数あった(みんなありがとう)。それらについても、追々紹介していきたいと思う。
イタリアで初めて開かれたMaker Faire Rome 2013では、キュレーターのRiccardo LunaとArduinoの共同創設者、Massimo Banziの尽力で集められた、出展者と参加者合わせて3万人を超える人々が、ともにMakerムーブメントを祝福し、イベントを盛り上げてくれた。今年は前回の記録を超える勢いで、10月3日から5日にかけて開かれる。
Maker Faire会場でJonathanに会えるのが楽しみだ。
– Mike Senese
[原文]