Science

2015.09.11

すごく簡単に作れる磁性パテとその遊び方

Text by Gareth Branwyn
Translated by kanai


数年前、Becky Sternが「超磁性シリコンパテ」の記事を書いた。それは市販品で、普通のナードごときには作れないものだと思い込んでいた。しかしそれは違った。あまりにも簡単だった。

このInstructableを見れば、通常のSilly Putty(シリコンパテ)に黒酸化鉄の粉を混ぜるだけで磁性パテが作れることがわかる。

混ぜる分量は、黒酸化鉄の粉をティースプーン1杯に対してパテが約20グラムだ。黒酸化鉄は、黒の顔料として売られているので、画材店でもネットでも簡単に手に入る。

ただし、黒酸化鉄の粉は、細かい金属の粉なので、扱いが厄介だ。できれば、ゴム手袋をして、マスクをしたほうがよい。子どもに見せたいプロジェクトだが、子どもだけにやらせたくない。

magPutty_2

また、黒色酸化鉄は顔料でもあるので、パテは最終的に真っ黒になる。なので、作業する台にも気をつけること。これを使って50年代の映画『The Blob(マックイーンの絶対の危機)』を再現して遊ぶとき以外は、密閉式のビニール袋か缶の中にしまっておこう。

magPutty_3

磁性パテが簡単に作れるのはわかったけど、たいして面白いものではないと考えてる方もいるかもしれない。そんな方は、上のビデオと、Beckyの記事に掲載されているビデオを見てほしい。YouTubeで探してもいろいろ出てくる。思っていたより、ずっと面白い動きをすることがわかる。黒いブロブにネオジム磁石が飲み込まれていく様子は、何度見てもいい。

日本語版編注:材料の「Silly Putty」はAmazon.co.jpで入手可能です。また、黒酸化鉄(Black iron oxide)も化粧品に色付けする材料としてウェブ通販で入手できるようです。

[原文]