私は映画『ブレードランナー』が大好き。その話を始めたら止まらなくなるから、誰だって気づくはず。今は『ブレードランナー2049』のおかげで、「やれやれ」って顔をされずに済むようになった。それに、Maker友だちがブレードランナー関係の素晴らしいプロジェクトをいろいろ作ってくれた。みんなにもできるから、作ってみて。
デッカードの3Dプリントブラスター
最初は3D CentralのAndrew Forsterが3Dプリントで製作したデッカードのブラスター。この3Dプリントは素晴らしい。木のフィラメントでプリントしたグリップにステインを塗って木の風合いを出している。シリンダーも回転するし、埋め込んだLEDもちゃんと光る美しい仕上がりになった。
デッカードのブラスターのおもちゃ
Sean Huxterの作品は、おもちゃの鉄砲と市販の電子部品と、家にある日用品と、市販のキットの部品を組み合わせて、映画の写真をよく研究して作られたもの。素晴らしい出来映えだ。
フォークト=カンプフ検査機型ライト
お次は、YouTubeのcaitlinssuperdadが作ったフォークト=カンプフ検査機型のライト。Adafruit NeopixelsとArduino Unoを使っている。ふいごも動くし、感情メーターも動き、有機EL画面に検査対象者の目の映像が映し出されるという充実ぶり。映画そのままに動くところが最高にいい。音もちゃんと出るところが、また素晴らしい。
Meehanのフォークト=カンプフ検査機
実際に機能するフォークト=カンプフ検査機を作るというHackadayのTom Meehanの進行中のプロジェクト。本当に人の感情を測定することができるという。このプロジェクトを私は2カ月間フォローしているが、壮大な計画だ。歯車やメカニズムやセンサーを使って、いろいろな刺激を感知する実験の様子は、とても面白い。プロジェクトをフォローすると、Makerがどのように考えて、どのように作るかを知ることができる。自分とは違う方法やアイデアで一歩ずつ進んでいく様子を見ることは、とてもためになる。
デッカードのマンションの幾何学タイル
ファンの一人として、ブレードランナーの劇中に登場するさまざまな物のデザインも大好きだ。私は自分の家全体を、レトロフューチャーな感じにしたいと夢見ている。デッカードのアパートの装飾も、いい味出している。KeenanがThingiverseで公開している ブレードランナーの幾何学タイル をプリントして使ってみてはどうだろう。
オフィサーKの銃
すでに『ブレードランナー2049』のコスプレを行うファンも現れている。Chicken956は、ThingiverseでオフィサーKの銃を公開した。ほんのわずか映画に映ったり、セットの写真で見られる小道具を即座に作ってしまうファンのコミュニティの力には、すごいものがある。
ガフの折り紙ユニコーンの3Dプリント版
私の友人で、Burbank MakerspaceのTamara Grayは、ガフのユニコーンの折り紙を3Dプリントで作った。モデルはThingiverseで公開されている。
本物の折り紙のユニコーン
実際にユニコーンを折りたいという純粋なファンのために、Duke Harperが折り方を公開してくれた。
Adam Savageが作ったブレードランナーのブラスター
最後に紹介するのは、いつだって時間を割いて見る価値ありのAdam Savageのブレードランナーのブラスター・ギャラリー と、小道具職人としての 彼の道のりの話。Dan Laniganが所有している本物のブラスターの小道具と対面する場面も素晴らしい。Adamの興奮の様子や、彼のブレードランナーに対する敬愛の思いが伝わってくる。
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