Electronics

2018.01.17

ESP 8266でApple Iをエミュレート

Text by Caleb Kraft
Translated by kanai

昔のコンピューターのエミュレートは、教育的でもあり、悪知恵の利くハッカーにとっては絶好の遊びだ。自分のシステムをユニークなものにしたいと人々が考えはじめるようになってから、数多くの挑戦がなされてきた。その形は、特別なケースに収めたり、最新のハードウェアで走らせたりといろいろだが、ここに紹介するApple Iエミュレーターはじつに意外なスタイルだった。

Hrvoje Cavrak(フルボイエ・カブラック)のEsppleプロジェクトは、ESP 8266でApple Iをエミュレートするというものだ。システム全体をポケットに入れて持ち運べるということだけでも、かなり面白い。しかし、このプロジェクトの本当のすごさはそこではない。RF信号を出力できるので、PAL形式のテレビで画面を表示できるのだ。だから、単に持ち運べるだけでなく、理論的には、システムを家に置いたまま、出先のテレビのチャンネルを合わせるだけでよい。コントロールはTelnetで行える。

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Hrvojeは、このプロジェクトをみんなに試して欲しくて、こう言っている。

みんなが遊んでくれなければ、作った意味がありません。

このプロジェクトに関するコードやその他の情報は、すべてGithub ページで公開されている。

原文