Fabrication

2018.05.14

金属加工ができるデスクトップ型の5軸ミルターニングマシン「SwissMac」の予定価格は4,700ドル(約51万円)

Overloard RoboticsのPerryは、彼の最新作、SwissMakを私たちに披露してくれた。これは、まだMakerコミュニティでは一度も見たことがないデスクトップ型のミルターニング・マシンだ。

このマシンは、精密な5軸フライス盤と旋盤の機能を併せ持ったシステムで、一般にとても高価なものだ。個人宅の工房で買えるようなものではない。Perryは、これを生産するためのKickstarterキャンペーンを開始したが、なんと、もっとも高いプレッジ(全機能付き)でも4,700ドル(約51万円)という驚きの低価格だ。

Electronics

2018.05.11

ロボットにイケアの家具を組み立てさせてみた

ロボットにやらせたい仕事として、イケアの家具の組み立て以外に考えつく人は、そういないのではないかと思う。私は、個人的には、あのスカンジナビア産の家具を組み立てるのが好きなのだけど、極めて少数派の意見だろう。それだから、酔っ払ったりハイになった人が、または小さな子どもや年寄りが、イケアの家具を組み立てようとするYouTube動画がたくさんあるんだろうな。そのどれもが、混乱とフラストレーションの後に、馬鹿騒ぎで幕を閉じるという似たようなシナリオになっている。

そんな、醜態をさらす者の中に、ロボットも加えてやろう。

Science

2018.05.10

蜜蜂の巣箱をスマート化、音声データで異変を察知するOSBeehiveプロジェクトは、環境変化を知る手がかりになるかもしれない

これまで都市のインフラを改良するスマートシティのようなプロジェクトのためにIoTは活用される場面が多かったが、OSBeehivesは蜜蜂の巣箱をスマート化して蜜蜂の生態をモニタリングするオープンソースプロジェクトだ。巣箱内の温度や湿度、そして音声データをクラウドに送信し、人工知能を用いて巣箱の状態を「健康」「休眠」「女王蜂の行方不明」「分巣中」「崩壊中」といった種類に分け診断する(または学習データとして、人工知能の機能の改善を行なうこともできる)。それによって、ユーザーは蜜蜂の異変を知ることができる。

Fabrication

2018.05.09

パテとレジンの目からウロコの使い方

Eric Strebelは、汎用性の高い素材であるパテの使い方に関する貴重な動画をまとめてくれた。パテは、車の凹みを埋めたり、ザラザラの表面を滑らかにしたりという普通の使い方を思いつくが、パテは素材ブロックとして使うと、非常に便利であることがわかる。

Ericは技とアイデアの宝庫だ。下の動画は最新のもので、誰にでも役に立つ、目からウロコのレジンのキャスティング方法を紹介している。

翻訳者より:動画は英語だけど、字幕ボタンで英語字幕が出ます。でも、映像を見るだけで十分に参考になるはず。

Science

2018.05.01

高速ジェット水流の中の不思議なプラズマ現象

水をガラスの表面に当てるとプラズマが発生すると聞いたらどう思う? 我らが敬愛するマッドサイエンティスト、Ben Krasnowが4月1日の夜に公開した動画は、誰もがエイプリルフールの冗談だと思っただろう。ガラスの破片に勢いよく水を吹き付けると、ガラスの表面にプラズマが発生するというものだ。

だが冗談じゃない。これは、全米科学アカデミーのウェブサイトでBenが発見した論文に基づく実験なのだ。ほとんど知られていないが、極流体力学的せん断(Extreme hydrodynamic shear)という現象だそうだ。