Overloard RoboticsのPerryは、彼の最新作、SwissMakを私たちに披露してくれた。これは、まだMakerコミュニティでは一度も見たことがないデスクトップ型のミルターニング・マシンだ。
このマシンは、精密な5軸フライス盤と旋盤の機能を併せ持ったシステムで、一般にとても高価なものだ。個人宅の工房で買えるようなものではない。Perryは、これを生産するためのKickstarterキャンペーンを開始したが、なんと、もっとも高いプレッジ（全機能付き）でも4,700ドル（約51万円）という驚きの低価格だ。
5軸システムは、すでにいくつかのメーカーから販売されているが、それらは想定される使用目的がまったく違う。Pocket NCと5-axis maker（他にも私が知らないマシンがあると思うが）は、プロトタイプ用として、ワックスやフォームといった、おそらくはアルミも含む柔らかい素材を主な加工対象としている。SwissMacは、もっと硬い、主に金属を加工できるように作られている。ということは、もちろん、大きくて重い。
ただし、クラウドファンディングに成功して生産に入るまでは、これを他の製品と比較するのはフェアじゃない。現在は、実際に使えるプロトタイプが2台ある。だから生産は可能なはずだが、彼が言っているとおりの価格帯で発売できるのだろうか？ そう願いつつ、見守っていこう。
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