Fabrication

2017.11.24

量産力が欲しい人のための手動射出成形機「INARI」

Text by Takumi Funada

3Dプリンタで量産は厳しい、もっとはやく部品を作りたい、というニーズに応える製品がオリジナルマインドから出ました。INARIは机の上における大きさの手動式射出成形機。ヒーターをオンにして、パレット状の材料樹脂をザラッと流し込んで、レバーをギュッと押し下げればできあがり。均質なクオリティーの樹脂部品をどんどん作れます。ただし、射出成形ですから丈夫な「型」を用意する必要があります。でもどうやって? この型だけを3Dプリンティングサービスを使って作り、その複製は射出成形で作ったらどうですか、というのが今回の提案のようです(もちろん、金属を切削して型を作ってもOK)。なるほど検討に値すると思ったのですが、どうですか。