Fabrication

2009.12.01

CupCake CNCを作る — Part 2: 箱から出す

Text by kanai

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私はCupCake CNC Deluxe KitをMakerBot Industriesから購入した。この機械はバッチ 8のものだ。シリアルナンバーは000305。今後のバッチでは、多少の改良が加えられる可能性があるから、この記事がそっくりそのまま組み立てガイドになるとは限らない。このバージョンのキットに関してMakerBot Industriesは次のように話している。

このキットにはMakerBot CNCの組み立てと、DIYデジタル工作の入門に必要なすべてが入っています。CupCake CNCの部品だけでなく、組み立てがスムースに行えるよう、必要な工具も含まれています。

では、この950ドルのデラックスキットには、実際に何が入っているんだろう?

  • CupCake CNCのボディーを構成するレーザーカットされた部材
  • 駆動用のNEMA17モーター 3基
  • ナット、ボルトなどの金具
  • 動力を伝えるベルトとプーリー
  • 動きを滑らかにするベアリング
  • X軸とY軸を正確に移動させる精密ネジ棒
  • より正確に、速く、強く動作させるための第三世代のエレクトロニクス(完成品)
  • プリントしたものが取り出しやすいように磁石による着脱式のプリント台
  • プラスティックを押し出すピンチホイール式、Plastruder
  • すぐに3Dプリントが始められる 1ポンド(約450グラム)のABS樹脂(ナチュラル)
  • 通信用のUSB2TTLケーブル
  • 配線用のcat5eケーブル
  • 標準的なATX用電源
  • 六角レンチ、スパナなど、組み立てに必要な工具一式
  • 本気で3Dプリントできる5ポンド(2.25 キロ)のABS樹脂(1ポンドの樹脂と別に)
  • 予備のアクリル作業板とプリント台
  • プリントの保存用 SD カード

Basic CupCake CNC Kit(基本キット)なら750ドルと少しお安くなっている。基本キットに含まれているもの、含まれていないものの確認は、このリンクを見てほしい。もちろん、これは完全なオープンソースなので、最初から自分で作る こともできる。
では箱から取り出してみよう。
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まず出てくるのは、MakerBotチームからの素敵な手紙と、ハガキが数枚。私はこれらを大切にしまった。いつか私がAntiques Roadshow(アメリカのお宝鑑定団みたいな番組)に出演したとき、このオリジナルのサイン入り MakerBot Industriesの書類を取り出すと、司会者が溜息をもらす……てなことにならないとも限らないでしょ?
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部品リストと、ナゾのQRコードのステッカーが出てきた。rack 9 / shelf Eがもっと欲しいです!
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QRコードはmakerbot.comへのリンクだった。わかんないよね。QuickMarkのフリー版をダウンロードしてスキャンしたら、MakerBotのウェブサイトにつながった。面白い! では本体を取りだそう。
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まずは、レーザーカットされた木材の箱だ。CupCake CNCの構造部品だろう。いろんな部品が入っている。今はこのまま箱に戻して、他のパーツを見てみよう。
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お次は電源だ。特別なことはない。普通の400Wのパソコン用電源だ。
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次に出てきたのは、”Plastruder MK4″ と書かれた箱だ。
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この箱の中には、たくさんのレーザーカットされたアクリル板、ギヤードモーター、そのほかの部品の袋が2つ入ってる。
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アクリル板のパーツには、すべてレーザーで説明が焼き付けられている。これはMakerBotの妙案だ。これでPlastruderの組み立てがずいぶん楽になる。
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次は、かなり重たい郵便用の箱だ。
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中には、エレクトロニクス、プーリー、ネジ棒、ケーブル、工具、そしてあの悪名高き「ハードウェア・ブリトー」が入っていた。
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この中でとくに気に入ったのが、3Dプリントで作られたプーリーだ。このマシンでどんなものが作れるのかが、これでわかるという利点もある。かなり精巧で、しっかりしてる。いいね!
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では、プラスティックのプーリーとお別れして、次の箱に移ろう。ここにはNEMA 17ステッパーモーターが入っていた。
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このモーターにはMakerBotの刻印が入っている。これだけではなく、あちらこちらで細かいところに凝っている。けっこう手の込んだキットなんだね。
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そうそう、2巻のABS樹脂の線を忘れちゃいけない。私が購入したキットには、ナチュラル(薄いクリーム色)のものが450グラムと、黒が2.25キロ入っている。もちろん、iPhoneは別だよ。大きさを比較するために私が置いたものだ。線の直径は3mm。
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待って! もうひとつあった。これなんだ? 箱の底に転がっていた。必要な部品なのかどうかもわからないから、完全に組み立てが終わるまでは、大切に取っておこう。プラスティックのブッシュかベアリングみたいだ。
質問と助言:
Part 1: 序章と経緯より

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その方法は現在調査中。とりあえず今は、Twitter@devinckでチェックしてほしい。Make: Onlineの3D printing categoryでもチェックできるよ。
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組み立て履歴:

– Marc de Vinck
原文