Fabrication

2010.01.22

CupCake CNCを作る — Part 6: ケースを組み立てる

Text by kanai

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いよいよケースの組み立てに突入だ! ワックスは完全に乾いたし、ちゃんと磨いた。すべての部品も揃っている。というわけで、さっそく組み立てよう。
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最初は、ベアリングのブラケットを中央のパネルに取り付けだ。中央レイヤーの底に、付属のM3ナットとボルトで固定する。
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それぞれの角にひとつずつ……。よしできた! 簡単だ。
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前面と背面のパネルと中央パネルに取り付ける。ここもM3ナットとボルトを使う。背面パネルは内側を向くように。レーザーで焼き付けた印が内側に見えるようにするのだ。続けて、左、右、上、下のパネルを、同じ要領で取り付ける。
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Zステージのロッドを準備しよう。簡単だけど、重要な前処理がある。ロッドのねじ山に金属のカスが付いていたりするので、それをきれいに取っておくことだ。
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これを簡単に処理する方法はこうだ。ロッドの先端にテープを巻き、電動ドリルに噛ませてゆっくり回転させ、油をしみこませたペーパータオルで拭き取る。
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Zステージのネジ棒を組み立てる。まず、8ミリナットをロッドに通し、608ベアリングを通す。もうひとつの8ミリナットを通してベアリングを挟み、レンチを2つ使って締める。
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反対側の端から8ミリナットを通す。これは Zステージを支えるためのナットだ。少し奥まで入れておく。あとは前のステップと同じように、ナット、ベアリング、ナットを通してレンチで締める。注意: この段階ではまだきつく締めないこと。
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4本のロッドを、ケースの上面の穴から、中央レイヤーの穴へ通す。
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上面パネルとベアリングは面がピッタリか合っている必要がある。ベアリングがやや低くてもよいが、この調整は大変に重要なので、よーく確かめながら行うこと。
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4つのベアリングの面がパネル面と揃ったら、Zステージブラケットを上からかぶせる。まずはネジ1本で借り留めして、ロッドとベアリングがきっちり収まるか、当たっていないか、などを確認する。
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問題なければ、残りのネジを使って固定しよう。
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次は電源の取り付けだ。残念ながら、レーザーカットされた穴にはピッタリ入らなかった。スイッチと電源コードのコネクターが収まるよう、穴を広げてやる必要があった。スイッチが当たる部分を切り取ろう。目分量で適当にやってかまわない。
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コネクターの両脇にも、小さな切り込みを入れる。電源を合わせてみて、当たる部分に鉛筆で印を付けてやる。そこをデザインカッターなどで丸くえぐる。
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穴の調整が完了したら、電源を取り付ける。そして、これをケース本体に取り付ける。他のパネルと同じようにボルトとナットを使って固定する。
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ケースの右側の開口部からケーブルを外に出す。
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これでケースは完成。あとは電子部品の取り付けだ。そうそう、その前に、ステッパーモーターを取り付けておこう。
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最初に取り付けるのはX軸ステッパーモーターだ。まず、銀色の小さなプーリーをモーターに取り付ける。モーターの軸とプーリーの上面が揃うように。プーリーをしっかりとネジで固定したら、準備完了。
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X軸ステッパーモーターを、中央パネルに4本の短いM3ボルトを使って取り付ける。モーター本体にネジ穴があるので簡単だ。
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次はZステージ用のステッパーモーターだ。これには黒いプーリーを取り付ける。このプーリーはきつく締めずに借り留めしておくこと。あとで高さの調整が必要だからだ。
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ここで、すべてのZステージロッドの先端にプーリーを取り付ける。これらのプーリーは、モーターに取り付けたときと上下反対にして取り付ける。
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Part 5で作ったプーリーを、テンション用としてステッパーモーターの両脇に、ベルトに適度な張力を与えるように取り付ける。強すぎず、弱すぎず。曖昧な表現だが、実際にやってみればわかる。
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最後に、すべてのプーリーの高さを合わせる。上の写真でもわかるとおり、すべてのプーリーを通るベルトは、横から見たときに真っ直ぐになっていなければならない。とくにモーターのプーリーの高さが狂っていると具合が悪い。プーリーの高さが揃ったら、それぞれネジを締めて固定しよう。
これでケースの完成だ! 次回はYステージの組み立てだよ。
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組み立て履歴:

– Marc de Vinck
原文