2016.08.04
電子部品アクセサリからDIYバイオまで多様性が魅力:MFT2016ゾーン紹介 ─ FAB&クラフト
ファブリケーション、クラフト、アート・デザインが一堂に会するこのゾーンには、Maker Faire Tokyoらしさがよく表れています。一部のファブラボで活動が始まっているDIYバイオ関連の出展も、このゾーンに集合。出展物の多様性を楽しんでください。Makerのツールとしてすっかり定着した3Dプリンターによる新作の展示では、アートの領域に昇華させた作品も登場、その進化を見て取ることができます。クラフトものでは、LEDを使った小物やネイルなどのウェアラブル、電子部品のアクセサリーや卵のスピーカーなど、素材をいかした力作が勢ぞろい。ハンズオン(ミニワークショップ)を行う出展も多く、お子さんや女性にオススメです。
見て、触れて、作って楽しいこのゾーンから、注目の出展を紹介します。
クラフト
さのもの|電子部品アクセサリー さのもの
実用パーツのエレクトリカルでカワイイ色と形をいかした、ちょっと個性的な電子部品アクセサリーを作っているさのもの。スワロフスキーやパールなど、異素材との組み合わせも新鮮です。人気のアイテムいろいろを展示、販売します。(C-02-05)
n-ticaクラスタ|光るネイルチップ「n-tica」(エヌチカ)
LEDでチカチカ光るネイルチップ「n-tica」のいろいろなタイプを展示します。n-ticaを指先につけるだけで、テンションがあがるはず! 傾斜センサーを使った誰でも作れるカンタンn-ticaのハンズオンも開催します。(C-02-07)
Lavinba|☆オーロラボトルを作ろう☆
クリアガラスを使った制作をするLavinbaは、LEDを使って七色に変化するガラスの小瓶を作るワークショップを開催します。工作に使う道具は、マチ針だけ。誰でも気軽に参加できます。LEDを使ったガラス照明も展示されます。(C-02-01)
バイオ
クマムシ研究所|クマムシ研究所エキシビジョン
クマムシ博士・堀川大樹さんによる地上最強生物クマムシの展示です。乾燥クマムシの復活という、クマムシの生命力を目の当たりにできる実験などが行われます。(C-04-03)
BioClub|BioClubメンバーの成果物(バクテリア染料等)
欧米を中心に浸透しつつあるムーブメント、バイオテクノロジーのローエンド化を日本でも推進しているBioClub。『酒造り唄』になぞらえて酵母のDNAデータを音に変換した作品、様々なバクテリアの色素を利用したテキスタイル染料などを展示、バイオテクノロジーの新たな応用可能性を提示します。(C-04-04)
山口情報芸術センター[YCAM]|YCAMバイオ・リサーチ
バイオテクノロジーの応用可能性を、国内外の研究機関やファブラボなどと連携しながら、多様な切り口で研究開発するプロジェクト。バイオテクノロジーを扱うための基本的な機材や設備を備えたスペースを立ち上げたYCAMは、実施しているワークショップやフィールドワークなどの取り組みを紹介します。(C-04-05)
ファブラボ浜松テイクスペース|農・バイオ×Fab
DIYバイオスペースを設置する取り組みを進めているファブラボ浜松。今回は、ファブラボネットワーク内で昨年から始まった授業「(ほぼ)何でも育てる方法」の紹介と、その中で製作したDIYバイオ実験機器を展示。有志メンバーで進めている田んぼ除草ロボット「オープンソース・アイガモロボット」プロジェクトの最新型ロボットの紹介もあります。(C-04-06)
jmz Maker|酵母の仕事具合監視装置
一般的に滅菌&温度管理されているため、液温や比重の測定が難しい発酵槽(タンク)。醸造が趣味のjmz Makerさんは、発酵槽の中で酵母が順調に仕事をしているかを監視する装置を開発しました。そばに置いて管理できないのデータをサーバに送信、発酵完了の時期の見極めを可能にします。(C-04-07)
力作たち
Tom Burtonwood|The Art of the 3D Printed Book
Tom Burtonwoodさんは、シカゴ在住のアーティスト。3Dプリンターを使った立体的な本の作品を制作しています。メトロポリタン美術館やシカゴ美術館などのアートワークを3Dプリンターで再現して蛇腹式にまとめた『Orihon』、アメリカの建築家・ルイス・サリヴァンが手がけた建築物の装飾を模した最新作『Twenty Something Sullivan』が展示されます。(C-03-01)
木の歯車工房|木のロボットアーム・木のクレーン車・木の歯車機巧樹ほか
ひとつひとつ電動糸のこぎりで切り出した木の歯車を組み合わせ、クレーンなどの重機や小鳥・昆虫などのオートマタの作品を製作している工房です。強度的に可能なかぎり機構をむき出しに配置、仕組みや動きを目で追い、楽しめるように工夫されています。(C-05-01)
gomhi|卵スピーカー
卵を使ったものづくりを楽しんでいるgomhiさん。鶏卵の殻に小径スピーカーユニットを収めて作った小さなスピーカー、キャビネットだけでなくスピーカーユニットの振動板にも卵の殻を使ったスピーカーを展示予定です。音質面はさておき、卵の造形を楽しむことを目的にしているそうですが、簡単な試聴も可能です。(C-05-05)
さらにくわしい出展者情報は、Maker Faire Tokyo 2016ウェブサイトの「出展者紹介」をご覧ください。
Maker Faire Tokyo 2016の前売券は、ローソンチケットとイープラスにて好評発売中(前売:大人 1,000円、18歳以下 500円、小学校未就学児は無料)。前売券をご購入いただいた方には、当日会場にて下のデザイン(昨年とは違います!)のオリジナルステッカーをプレゼントします!