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2016.08.06

Maker Faire Tokyo 2016開幕! 見逃したくない注目展示をフォトレポート!

Text by Yusuke Aoyama

本日スタートしたMaker Faire Tokyo 2016。会場で多くの来場者の注目を集めている展示、目立っているアイテムを中心に、フォトレポートでお届けしよう。

木の歯車工房の木製ブルドーザーとショベルカーは、すべてが木材でできており、糸ノコや電動ドリルなどアナログな工具で手作りしたもの。見た目のインパクトがすごい。この他にも多数の木工工作物を展示している。

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karakuri productsはアニメ『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズに登場する自律思考多脚戦車「タチコマ」を1/2モデルを展示。プロジェクトでは実際に動くものを目指しているが、展示はデザイン監修のためのモックアップ。

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make道場の「お家でドームプロジェクション」は、リコーThetaで撮影した360度動画を3台のプロジェクターを使ってドームに投影している。プロジェクターは市販のもの3台をPCに接続し、オープンソースソフトを使って制御している。ドームは市販されているもの。

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taphonomyの「まてりあそび」は、木材だけでなく、樹脂や金属など異なる素材と組み合わせた積み木。不思議な質感を楽しめるだけでなく、ブロックの重心が大きく偏るため、通常の積み木ではできない積み方が可能になる。

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Dum6 Sen5eはお掃除ロボット「ルンバ」をターンテーブルにしてしまった「Create 2 DJ turntable II」を展示。ルンバをハックして、レコードの回転数に合わせて定位置でスピンさせたり、スクラッチプレイをさせたりできる。掃除機能が壊れたルンバをリサイクルすることができる。

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モリロボの『自動クレープ焼きロボット ”クレプ”』。クレープの生地を自動的に焼いて、はがすところまでしてくれる。人間はクレープの中味を入れて巻くだけ。

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@ち~むによる「自転車用電動アシストロボット『HAMster』。ユニットを自転車の車輪に取り付けると、その重さがタイヤの回転をアシスト。加速度センサーで位置を検知し、常にホイール上の一定の位置に自動的に止まる仕組み。

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夏のロボットでは、3Dプリンターで印刷した「カッコいいパーツ」を装備したPepperを展示。Pepperはそのままだと無個性なので、ユーザーごとにもっと「カッコよさ」を追求したものだとか。

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JapanTaxi株式会社の『TAXI BUTTON』。ボタン自体がWi-Fi経由でネットに繋がっており、押すだけで自動的に近くのタクシーに連絡が行き配車される仕組み。単なるデモではなく、実際に事業化を模索しているとのこと。

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品川近辺の製造業の社員による部活動「品モノラボ」のブースでは、部員によるさまざまな制作物を展示。写真は、力をためる(チャージする)と腕のLEDが点滅し、必殺技を打つとグローブ部分のLEDがはげしく光るアイテム。

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浜松にある会社のものづくり同好会「R-MONO Lab」では、リコーダーを使ったパイプオルガン『RP-103』を展示。足踏み式の人力ポンプで空気をため、Arduinoで電磁バルブを制御して空気を送り込んでいる。他にも自走するタワシ・ロボ、MIDIで水滴を制御する「MIDI水制御」や「ラズパイ・シンセ」を展示している。

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mocymoの『SmileMachines』は、本人に変わって「顔文字」で感情を表現してくれるヘルメット。コミュニケーションが苦手な人でも、明るく楽しくコミュニケーションできるという。

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星形14気筒のスターリングエンジン。ほとんどの部品がアクリル樹脂でできている。残念ながら各部の抵抗が大きいため、現時点では動作しないとのこと。各部の精度や抵抗を見直して、完成を目指すという。

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2日目のMaker Faire Tokyo 2016でも、これらの展示は来場者の視線を集めそうだ。