2013.06.25
StratasysがMakerBotを買収
業務用3Dプリントと積層造形の企業、StratasysがBre PettisのMakerBotを株式交換による合併に合意した。これにより、MakerBotはStratasysの子会社となる。
この合併によって、デスクトップ3Dプリンターの開発が加速されるだろう。とくに、より多くのプロがCAD作業にMakerBotを使うようになる。この合併によって、Thingiverse、Makerwareソフトウェア、MakerBotフィラメント、販売店、MakerBot 3D Photo Booth、すべての戦略的企業提携もStratasysに移行することになる。
この合併のニュースに関連して、StratasysのCEO、David Reisはこう語っている。
MakerBotの3DプリンターはCADの訓練を受けたデザイナーやエンジニアたちに急速に受け入れられています。Bre PettisとMakerBotの彼のチームは、並外れたユーザーエクスペリエンスを提供することによってデスクトップ3Dプリンターの分野に強力なブランドを築き上げました。MakerBotは素晴らしい製品です。3Dプリントを安価で誰にでも使えるようにするという MakerBotの企業戦略は、今後も多くの人を惹きつけることでしょう。Breと仕事をするのが楽しみです。
MakerBotは、オープンソースハードウェアを基本とする企業として始まった。近ごろは当初のスタンスにブレが生じている。今回は、その方針を変更するかどうかについては語られていないが、このような発表があった。「StratasysとMakerBotは、互いの長所、知的財産、技術的ノウハウ、その他のユニークな資産や能力を補完的な組み合わせを築くための戦略を共同で開発し実行します」
Breはこの合併についてこう話している。
この2年間は、私たちにとって驚くほどに刺激的でエキサイティングな期間でした。私たちには成長のための積極的なモデルがあり、Stratasysとのパートナーシップによって、MakerBotによって個人の物作りの能力を高めるという使命を加速させることができ、3D技術をより多くの人に届けることができました。私は、この提携によって現在と未来のお客さんに新たなチャンスが届けられることを楽しみにしています。
MakerBot と Stratasysは、ニューヨークのブルックリンにあるOne MetroTech Center (Jay Street) 21階にて記者会見を行った。この様子はhttp://mbot.co/press062013でアーカイブが見られる。
– Michael Colombo
[原文]