2015.10.02
Autodeskが3Dプリンター Emberの回路図とファームウェアをオープンソース化
ソフトウェアとハードウェアの巨人、Autodeskは、3Dプリンター Emberの回路図とファームウエアをオープンソース化し、ダウンロードができるようにした。
「私たちは、次の2つの理由でEmberのデザインを公開することにしました。これは私たちのハードウェアに対する考えと行動が特別であることを証明するものであり、そして、Emberがユーザーの個別のニーズに完全に対応できるようにするためのものです」とAutodeskのディレクター・オブ・コミュニティであり、Instructablesの創設者であるEric Wilhelmはオープンソース化への動きについて語っている。
プリンターの電子回路部分には、デザインファイル、配線図、プリント基板のデザイン、部品リスト、認定販売者リスト、組立図が含まれる。これらは、クリエイティブ・コモンズの表示-継承で、ファームウェアはGNU GPLでそれぞれ公開される。これに先立って、Autodeskでは、すでにEmberのメカニカルデザインとレジンの配合を公開している。
「Autodeskが、EDA回路図をCC BY-SA、ソフトウエアをGNU GPLという2つの標準的コピーレフトライセンスで製品を率先して公開したのは、とても素晴らしいことです」と、クリエイティブ・コモンズの技術リーダー、Matt Leeは話す。「今後の改良はコミュニティによって行われるでしょう。そしてAutodeskはそれを無料で公開する。私たちは、自由を尊重する3Dプリンター、Lulzbotなどでも、その改良点が使えるようになることを期待しています」
[原文]