Crafts

2008.05.10

Maker Faireフォトレポート(1)

Text by tamura

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Make日本語版の担当者です。これから数回に分けて私が参加したMaker Faire Bay Area 2008のフォトレポートを掲載します。ワークショップ、プレゼンテーションなどのプログラムがウェブで公開されているのですが、A4で50ページというとんでもない量です(複数回行われるものもありますが)。展示に少し見入ったり、Maker、Make英語版のスタッフなどと話をしているとあっという間に時間が経ってしまって、とてもすべてを見ることはできなかったのですが、他のレポートでは取り上げられないような地味な展示や何でもない風景も含めて紹介して行きたいと思っています。
同じく日本から参加したメカロボショップの岩崎さんの「Maker Faire見聞録」もぜひどうぞ。
Maker Faire Bay Area 2008の概要
3回目となる2008年のMaker Faire Bay Areaはサンフランシスコ近郊のサンマテオ(San Mateo Event Center)で開催されました。開催日は5/3、4の2日間。入場料金(1日)は大人25ドル、学生(13~21歳)は15ドル、子供(4~12歳)は10ドルです。出展者数は500以上、入場者数は2日間で約65,000人とのこと(ちなみに先日のMake: Tokyo Meetingは入場者数が600人以上、出展者が20数組です)。
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会場のマップ。Google Mapでざっと大きさをチェックしたところ、300×400メートルという感じでした。
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これは2日目の開場時間の様子。
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中央の「Maker Square Stage」。こんな感じで人通りが絶えません。
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航空宇宙関係の展示が集まっている「The Hanger」では、日本語版Vol.1のカイトフォトの記事を執筆したCharles Bentonさんと話をすることができました。Makeに掲載したのは軽くて簡単に作れるものだけど、普段はラジコンで操作できる多機能のものを使っているとのこと。他にはGoogle Lunar X PRIZEの展示などもありました。
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人力の乗り物、遊具などは、免責の書類にサインしてグリーンのリストバンドをもらわないと利用できません。
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O’ReillyのDigital Media関連のエディター、David Battinoの紙芝居。日本では紙芝居のおじさんは駄菓子を売るんだよ、と教えてきました。- Storycard Theater
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Make: Tokyo Meetingで高橋隆雄さんが作ったものと同様のホバークラフト。
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「Main Stage」の半分はプレゼンテーション用のスペースです。写真は、Johnny LeeWiiリモコンのハック に関するプレゼンを行っているときのもの。
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Main Stegeの奥の小部屋にて。地元Bay AreaのLEGO Users Group。日本から来たことを告げると、攻殻機動隊のタチコマを見せてくれました。
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これもMain Stage奥の「Make Play Day」。ジャンク、各種素材、工具が置いてあって、なんでも自由に作ることのできるスペースです。
英語版の編集人兼発行人のDale Doughertyが「(年齢や電子工作、DIY、クラフトなど趣味の違いに関わらず)どんな人でも実際に何かをこの会場で作ることができるようにした」と話していました。後で紹介する「Swap-O-Rama-Rama」や物販コーナー「Maker SHED」のミニワークショップなど、実際にそういったコーナーが充実していたこと、そこで熱心にモノを作って楽しんでいる人たちが多かったこと(特に子供たち)は、強く印象に残っています。
Maker Faireフォトレポート – 23456