Fabrication

2008.05.13

Maker Faireフォトレポート(2)

Text by tamura

最も大きい「Maker Made Stage」へ。ここでは数多くのMakerの展示とプレゼンテーションが行われています。
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Limor FriedさんとMake英語版のシニアエディター、Phillip Torroneのプレゼンテーション「Maker Kits」。Makerが自分の作品を作って、それを販売するための実践的なノウハウ。
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Chumbyを作ったAndrew “bunnie” HuangさんのChumbyのハードウェアに関するプレゼンテーション。Chumbyは日本でも注目されているので、早めに発売してほしいと伝えてきました。
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日本語版 Vol.4の「芸術と文化」(20ページ)に登場したアーティストのPhillip Lossさん。たまたまこの時は、その記事を執筆したJohn Alderman(『 Core Memory』の著者)も同行していました。
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Phillip Lossさんに何か面白い展示は? と聞いたところ教えてもらったのがこの顕微鏡(uScope)。数十万ドルする顕微鏡と同じ性能のものを100ドル前後で作って、第三世界の医療施設などでウィルスなどを調べるために使えるようにするもの。現在は試作段階とのことでした。他のプレゼン、展示でも社会問題の解決のためにハックを活かすというものがいくつかありました。
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しいたけの種木も売っていました。そのそばでは日本の「きのこの山」も売っていたのですが、なんだかサイケデリックなお菓子に見えます。
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Instructableのブース。今回印象に残ったのが、プロジェクトの詳しいこと(作り方)に関してはInstructablesで紹介、というMakerが多かったこと。Makerのためのサービスとして完全に定着していることを実感しました。CEOの Eric J. Wilhelmさんに日本語への対応を尋ねたところ、まだ小さい会社なので、今は手が回らない、とのこと。コミュニティに任せるという手もあるかもしれないねと話していました。
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日本語版 Vol.4の記事「Candyfab」(砂糖を使ったオープンソースの3Dプリンター、2毎目の写真の左上に出力されたものがあります)や、PEGGYなどで知られるEvil Mad Scientist Laboratoriesは、Makeのテクニカルアドバイザリボードのメンバーでもあります。写真はメンバーの一人、Lenore M. Edmanさん。お気に入りのプロジェクトの前に写真を撮らせてほしい、と頼んだら「初めて作ったキルトでとても気に入っているから」とのことでQ*bertのキルトの前で撮影となりました。CandyFabは新しいバージョンを作り直しているとのことで動いているものが見れなかったのは残念です。
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日本から今回唯一出展者として参加した慶應義塾大学のxtelプロジェクトの皆さん。お話を聞いている間にもひっきりなしに質問者が訪れ、盛況でした。
Maker Faireフォトレポート – 13456