Science

2008.12.17

近宇宙のクマさん

Text by kanai

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MAKEの読者、James Coxonは、先日行われたケンブリッジ大学スペースフライトプロジェクトについて電子メールを送ってくれた。これは、大学生とSPARKS科学クラブの子供たちが共同で4つのテディベアをヘリウムを使った超高々度気球で打ち上げるというものだ。

この実験の目的は、飛行中、マイナス53℃の環境にもっともよく耐える素材を探し出すことにあります。それぞれの縫いぐるみには、11歳から13歳のSPARKSの子供たちがデザインした、異なる素材の宇宙服を着ています。
Cambridge University Spaceflight(ケンブリッジ大学スペースフライト)は、軌道外飛行の予算の低減を目的とした学生主体のクラブです。彼らはこれまでにも、ヘリウム式の超高々度気球を使って数回、ペイロードを近宇宙に打ち上げていますが、現在、1,000ポンド以下の予算で、気球に設けた発射台から外宇宙に向けてロケットを打ち上げるシステムを設計しています。彼らはいくつかの公共福祉イベントを運営しており、現在は、ケンブリッジ大学800周年記念企画として、UK Space Challenge 2009を行っています。14歳から18歳の理系の学生が24のチームに別れ、超高々度気球を使った近宇宙飛行での科学実験のアイデアを競い合う企画です。

– Patti Schiendelman
訳者から:すばらしいね。こんなイベントに参加できた子供たちは幸せだね。それにしてもケンブリッジ大学800周年ってのはビックリ。
原文