2009.12.24
3Dプリンターと3D工作機: 2009年版オープンソースハードウェアプロジェクト徹底ガイド
オープンソースハードウェア2009 – 2009年版オープンソースハードウェアプロジェクト徹底ガイド の3Dプリンターと3D工作機編。
3D プリンター – オープンソースハードウェアは、物を作るようになった。物理的な物体をプリントできるようになったのだ。この数年で、2~3件のプロジェクトが目覚ましい発展を遂げ、低価格のデスクトップ3Dプリンターを実現した。Fab@Home、MakerBot、RepRapといったプロジェクトだ。今年は新しいプロジェクトが加わった。個人的な実験にぴったりの、DIYオープンソースコンストラクションセットだ。
Contraptor
個人で実験的に物を作る人、デスクトップ製造をしたい人、試作品を作りたい人、「密造品」を作りたい人のための、DIYオープンソースコンストラクションセットだ。
価格:サイトを参照
公式サイト
Fab@Home
Fab@Homeは、机の上で、ほとんど何でも作れてしまう機械、Fabberを使って物を作るプロジェクトだ。このウェブサイトでは、Fabberを作るために必要なすべての情報がある。また購入することもできる。Fabberを使った3Dプリントの方法も解説されている。ハードウェアの設計図とソフトウェアは、すべてオープンソースとして無料で公開されている。Fabberを持っていれば、ここからデータをダウンロードして、いろいろなものを作ることができる。いろいろな素材を試したり、自分で作ったデザインの共有もできる。技術があれば、Fabberを改造したり改良を加えることも可能。
価格:2,700ドルから
公式サイト
MakerBeam
オープンソースな想像力を持つ人々のための、オモチャや道具を作るプロジェクトだ。新しいオープンソースの規格であるMini-TをベースにしたMakerBeamは、現代の組み立てオモチャだ。オープンソースの精密なプロジェクトにも使えるし、アクションフィギュア用の城の跳ね橋も造れてしまう。
価格:詳細は公式サイトで
公式サイト
MakerBot
MakerBotは比較的安価なオープンソースの3Dプリンターだ。ABS樹脂を使って、10×10×15センチ以内のものなら、なんでも作れる。
価格:750ドルから
公式サイト
RepRap
RepRapは、Replicating Rapid-prototyper(自己増殖型高速プロトタイパー)の略。実際に、自分のコピーを作れる3Dプリンターだ。薄いプラスティックのレイヤーを重ねて立体を作るという仕組みは前からあったが、商品化されてるプリンターは、もっとも安いものでも3万ユーロもする。しかも、自分で自分の部品を作るようには作られていない。そこで、RepRapチームは、もっとうんと安くて、自分自身の部品を作れるほど高性能なマシンの作り方を公開しようと考えた。材料の価格は500ユーロ。これなら、発展途上国の小さなコミュニティーや個人にも手が届く。
価格:いろいろ
公式サイト
– Phillip Torrone
[原文]