Electronics

2009.12.24

Arduino: オープンソースハードウェア2009 – 2009年版オープンソースハードウェアプロジェクト徹底ガイド

Text by kanai

オープンソースハードウェア2009 – 2009年版オープンソースハードウェアプロジェクト徹底ガイド のArduino編。
Arduino – Arduinoはオープンソースの電子回路の試作用プラットフォームだ。柔軟で簡単に使えるハードウェアとソフトウェアで構成されている。アーティストやデザイナーやホビイストなど、インタラクティブな作品や環境を作りたいあらゆる人のために開発された。おそらく、今日もっとも成功したオープンソースハードウェアだろう。このガイドにも相当数が含まれている。
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Arduinoはオープンソースの電子回路の試作用プラットフォームだ。柔軟で簡単に使えるハードウェアとソフトウェアで構成されている。アーティストやデザイナーやホビイストなど、インタラクティブな作品や環境を作りたいあらゆる人のために開発された。 Arduinoは、入力ピンにとりつけたセンサーを使って環境を感知し、照明やモーターやアクチュエーターなどを使って周囲の環境に働きかけることができる。
Arduinoチームが製造している(していた)純正ボードのバリエーションも多数ある。

  • Duemilanove – 純正Arduino USBボードの最新リビジョン。標準USBケーブルでコンピューターと接続でき、Arduinoのプログラムと使用に必要なすべての機能を備えている。シールド(機能拡張ボード)を使ってさまざまに発展させられる。 詳細
  • Diecimila -純正 Arduino USBボードのひとつ前のモデル。- 詳細
  • Nano – ブレッドボードで使いやすいように作られた小型版。USB Mini-Bケーブルでコンピューターと接続する。詳細
  • Mega – 大きくてパワフルなArduino。シールドは、DuemilanoveやDiecmilaと共通して使える。- 詳細
  • Bluetooth – Bluetoothモジュールを搭載し、ワイヤレスでの通信やプログミングが可能。Arduinoシールドも使える。- 詳細
  • LilyPad – 衣服に縫って使うためのArduino。布に導電性糸で縫い付けて配線できる。紫のボードが素敵。- 詳細
  • Mini – いちばん小さいArduinoだ。ブレッドボードや、内部空間が貴重なハードに適している。Mini USBアダプターを使ってコンピューターと接続する。- 詳細
  • Mini USB Adapter – USBで5ボルト電源、GND、TX、RXの各ラインを供給できる。Arduino Mini などのマイクロコントローラーに使用可能。- 詳細
  • Pro – Arduinoをプロジェクトに内蔵したい高度なユーザーのためのボード。Diecimilaよりも安く、電池から簡単に電源が供給できる。ただし、一部の部品を自分で揃えて組み立てる必要がある。- 詳細
  • Pro Mini -Proと同じく、安価で小型のArduinoを求める高度なユーザーのためのボード。かなりの働き者だ。- 詳細
  • Serial – プログラミングと通信のためのコンピューターとRS232で繋ぐ純正ボード。簡単に組み立てられ、入門者にも最適。- 詳細(回路図と CAD ファイルもある)
  • Serial Single Sided – 手でエッチングされたボードに手で組み立てられたArduino。Diecimilaよりやや大きいが、シールドは使える。- 詳細

価格:20ドルから
公式サイト
Maker Shedで購入
まだまだあるよ!


Arduino互換ボードと派生ハード
Arduinoはオープンソースハードウェアなので、Arduinoチームと仕事をしていたMakerたちが、別バージョンのArduinoを作っていたりする。また、独自のArduino互換ボードを作り、Arduinoチームの規定(作るのも売るのも自由だけど、青いボードとArduinoという名前は使っちゃダメ)をクリアして販売している人たちもいる。
Boarduino – ブレッドボードに対応した互換ボード
boarduino lrg
Arduinoをブレッドボードでハンダ付けをしないで使おうとしたことのある人なら、あのイライラはわかるだろう。その問題を解決してくれるのが、このAdafruitのArduino互換ボードだ。安価なキットで売られている。BoarduinoはArduino互換だから、Arduinoのブートローダーでプログラムすれば、USB接続の純正Arduinoとまったく同じにArduinoソフトと通信ができ、スケッチを走らせることができる。USB版もある。
価格:17.50ドルから
公式サイト
Maker Shedで購入


Bare Bones Board
bbbreve800
Bare Bones Boardは、 Diecimilaの機能を持つArduino互換のボード(Freeduino)をベースに、USBポートをなくして小さな基板に収めたものだ。
価格:19.99ドル
公式サイト
Maker Shedで購入


Freeduino
 Freeduino Plus Parts
自分でハンダ付けして作るArduinoキット。Freeduinoは標準のシールドが使え、USBポートも備えている(標準のArduinoと同じ)。オレンジっぽい黄色の基板がすごくかわいい。
価格:23.99ドルから
公式サイト


iDuino
 Iduino
ブレッドボードで使いやすいように作られたArduino互換ボードのキット。USBから電源を取り、インジケーターには5ミリのLEDが使われている。
価格:17.82ドル
公式サイト


Illuminato::Genesis
illuminato
IlluminatoはArduinoと同様のAVRベースのチップで、GNU GPLによる完全なオープンソース。IOピンは42本とどのArduino互換ボードよりも多い。Arduino用のシールドもすべて使える。
価格:38.99ドル
公式サイト


LilyPad Arduino
lilypad 3
LilyPad Arduinoは、ウェアラブルおよびEテキスタイル用のマイクロコントローラー。導電性糸で布に縫い付けて配線できる。電源、センサー、アクチュエーターも同様に縫い付けられるようになっている。ボードは ATmega168V(ATmega168の低電圧版)と ATmega328Vの2種類。Leah BuechleyとSparkFun Electronicsによって開発されたが、純正Arduinoとして扱われ、純正としてのサポートが受けられる。
価格:20.95ドルから
公式サイト


Seeeduino
Seeeduino2120
Seeeduinoは、Arduino Diecimilaを元にデザインされ、既存プログラム、シールド、IDEと100パーセントの互換性がある。ハードウェアの面では、柔軟性と使いやすさが大きく改善されている。
価格:22.50ドルから
公式サイト
Maker Shedで購入


Seeeduino MEGA
Smega1
Seeeduino Megaは、Arduino Megaを元に開発されたATmega1280ベースのボード。改良点は、全体の形、柔軟性、機能性。IOピンは70本あり(そのうち14本はPWM出力として使える)、アナログ入力16本、UART(ハードウェアシリアルポート)4系統、16Hzクリスタルオシレーター、USBポート、電源ジャック、ICPSヘッダ-、リセットボタンを備え、マイクロコントローラーに要求されるものすべてが含まれている。USBケーブルでコンピューターに繋ぎ、ACアダプターか乾電池を繋げば、すぐに使える。
価格:45.00ドル
公式サイト
オープンソースハードウェアとしてのライセンスは不明。プリント基板のファイルも不明(メールで質問中)


Sanguino
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RepRap Research FoundationのZach Hoekenが設計開発したボード。次世代のRepRapの制御用に開発されたものだが、汎用性が高いことがわかった。そうして、 Sanguinoが誕生した。Arduinoとの基本的な違いはプロセッサー。ArduinoはAtmega168を使っているが、SanguinoはAtmega644を使っている。そのほかの違いは、このプロセッサーの違いから派生するものだ。
価格:25.00ドル
公式サイト
– Phillip Torrone
http://blog.makezine.com/archive/2009/12/arduino_open_source_hardware_2009_-.html”>原文