2014.01.10
2013年お気に入りの新ツール12選
2013年は、新型ツールがあまり出てこなかったが、それでも、革新的だったり、便利だったり、または単にかっこよかったりするツールがいくつか現れた。そのなかから、Maker、ハッカー、ホビイスト、DIY愛好家にぴったりのツールを紹介しよう。
また、私の新刊『Maker Tools Buying Guide』と『Ultimate Tool Gift Guide』(ToolGuyd)も見てほしい。両方で110種類以上のツールを紹介している。より性能の高いツールをお探しのみなさんにお勧めです。
Klein MM500 タフなマルチメーター(50ドル)
Kleinの新型マルチメーターは防水防塵で最高3メートルの高さからの落下に耐える。実質的に落としても壊れないマルチメーターだ。電圧(ACおよびDC)、導通、低い抵抗値が測れる。もっと高度な測定をしたいなら、50ドル以上出さないとダメだ。
Klein MM50 Multimeterレビュー(英語)
SparkFun Third Hand Kit(35ドル)
サードハンドは、ハンダ付けの際に部品を空中で保持してくれる便利なツールだ。ロックラインのクーラントホースのようなサードハンドを自作することも可能だが(instructables)、土台を切ったり穴を開けたりするのは手間のかかる作業だ。このSparkFunのキットには、2本のアームと穴あきの土台から構成されている。1本2ドルでアームを増やすこともできる。
Flir E4サーモグラフカメラ(995ドル)
Flirは、昨年の始めにシンプルなサーモグラフカメラのシリーズを発売した。E4は、なかでももっとも安価なタイプで、995ドル。私たちも、EEVBlogフォーラムの改造記事を読んで購入した。そこに書かれていた方法でソフトを変更したら、解像度が80×60ピクセルから320×240ピクセルにアップした! E4のビフォーとアフターの画像はこちら。(日本語版編注:日本語の情報はこちら)
Black & Decker LEDスネークライト(40ドル)
Black & DeckerのLED Snakelightは、ポータブルな作業用ライトとして、置いて使っても、手に持って使っても重宝する。2013年には、Lowesでより安価なKobalt Hypercoilも登場したが(review via ToolGuyd)、こちらのほうが作りがしっかりしている。
Black & Decker LED Snakelightレビュー(英語)
Hyrel 3Dプリンター(1995ドルから)
この数カ月、Hyrel 3Dから目が離せなかった。プリンターのプリント性能と操作性がどんどん向上していたからだ。Hyrel 3Dのプリンターは、すべて、独自のモジュラー・プリントヘッドと独自のソフトを採用し、最大4つのプリントヘッドを使って同じパーツを複数同時にプリントできる。完全密閉型のSystem 30(4000ドル以上)は、空気フィルターシステムとタッチスクリーンの操作パネルを備えている。
Dewalt 8V Gyroscopic Screwdriver(90ドル)
Dewalt 8Vコードレス・ジャイロスコーピック・ドライバーは、手で捻ると、捻った方向に回転するというもの。速く捻れば速く回転する。トルク調整クラッチ内蔵でハンドルは2段切り替え式なので、小さなネジをたくさん使うプロジェクトに向いている。(日本語版編注:日本でも入手可能。品名、型番などで検索してみてください)
Dewalt 8V Gyro Screwdriver レビュー(英語)
Stanley 2×4クランプ(28ドル)
Stanleyの2×4クランプは、標準のツーバイフォー(実寸は38ミリx89ミリ)を利用してバークランプにするというもの。背中合わせになるように方向を変えればスプレッダーにもなる。(日本語版編注:日本でも入手可能。品名、型番で検索してください)
Betaラチエット式ドライバー(25.50ドル)
Betaの60歯ラチエットを内蔵したドライバー。磁石式の1/4インチ六角ソケットに、一般的な1インチビットが装着できる。狭い場所でとっても便利だ。小さいから、作業場でも邪魔にならない。作りはいまひとつだが、Craftsmanの41716は、ちょっと安価な選択肢だ。
Beta Bit Ratchetレビュー(英語)
Zebralight H502W LEDヘッドランプ(69ドル)
ちょっと高いが、ZebralightのH502W LEDヘッドランプは、電子工作や細かい作業で、我々のお気に入りになっている。自然な白色光で色が正しく見える。幅広く均一な光は目に優しい。ヘッドランプとしてだけでなく、懐中電灯としても使ってしまうのだが、どちらでも使い勝手がいい。(日本語版編注:日本でも入手可能。品名、型番で検索してください)
Zebralight H502Wレビュー(英語)
SmartJars(30ドル/12個入り)
SmarJarsは、新しい形のモジュラー整理システムだ。ヒンジ付きの蓋がついた透明容器を、穴あきボードに装着したドックに入れておくことができる。去年末にKickstarterのキャンペーンに成功し、今年、店頭に並ぶのが待たれている。
Weller LEDハンダごて(15〜28ドル)
Wellerの新しいハンダごてには、ハンドルの先端に3つのLEDが付いていて、ハンダ付けをする場所を照らしてくれる。出力は、15W、25W、40W、80Wがある。実際、とっても便利だ。(日本語版編注:日本でも入手可能。品名、型番で検索してください)
Dremel Moto-Saw(99ドル)
ドレメルのMoto-Sawは、テーブル式の糸ノコとしても、手持ちの糸ノコとしても使える2イン1ノコギリだ。ベニヤやプラスティックや金属板のような薄板でプロジェクトボックスを作りたいときなどに重宝する。(日本語版編注:日本語の情報はこちら)
Dremel Moto-Sawレビュー(英語)
この他にもお気に入りのツールがあったら、コメントで教えてほしい。
– Stuart Deutsch
[原文]