2014.11.23
かわいいだけじゃない! 技術を学んで活かしたオリジナルグッズ― kuralab. [MFT2014レポート]
kuralab.は、大阪電気通信大学デジタルアート・アニメーション学科ヴィジュアルデザインゼミの倉地宏幸准教授と学生によるグループ。オリジナルキャラクターグッズの企画から製作、販売までを実際に体験することでモノづくりを学んでいる。
MFT2014での新製品は、刺繍ミシンを使用してつくった「お守り」(中身にはkuralab.秘密のおまじないがかけられているとか!)と「ポチ袋」。そして、「オリジナルキャラクターTシャツ」に新しいキャラクターと色・サイズが加わった。
「オリジナルキャラクターTシャツ」や、「名画シリーズポストカード」(非売品で無料配布中)のイラストは、kuralab.が開発したiPhone向けアプリ「kuralab.AR」を起動してカメラを向けると画面の中でオリジナルキャラクターが動き、遊べる仕組みになった。見た目にかわいいだけでなく、テクノロジーを活用したアイテムになっている。
MFT2014のkuralab.のブース。倉地さんと学生が販売を行う
改良を重ね、手に取ってもらえるモノを
kuralab.は活動を始めて今年で4年目。製作時に必要な技術を実際に学生が学び、その技術を生かして手づくりしている。着々とアイテム数を増やしてきたが、企画から販売までを実践していく中で課題も出てきた。
昨年のMFT2013で販売した「レターセット」が来場客層と合っておらず売れ行きがイマイチだった。この反省から、レーザーカッターやシルクスクリーン印刷など、技術を用いながらも季節感と客層を考慮し、今回の新製品「ポチ袋」は誕生したのだ。
「学生がつくりたいものと市場のニーズとをマッチングさせながら、モノづくりを学んでいます」と、倉地さん。今後も学生とともに試行錯誤を重ね、kuralab.ならではのオリジナルアイテムを生み出していく。
– 大川 晶子
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