2015.06.15
旋盤で木のスプーンを削り出す
Grady Hillhouseはクルミ材とシタン材を使って、旋盤で美しい2本のスプーンを削り出した
旋盤加工の様子を見るのは楽しい。シンプルなテーブルの足ばかりでなく、繊細な細工を施したペンから宝飾品まで、いろいろな素材からいろいろなものが作れる。
木材は、なかでももっとも汎用性の高い素材だが、これを組み合わせることで、Grady Hillhouseは、ほぼ旋盤だけを使って驚くほど美しいスプーンを2本作った。
Hillhouseは、まず、明るい色のシタン材を、2つのクルミ材で挟むことから作業を開始した。これをマルチ旋盤に斜めにセットして、独特なパターンが出るようにした。
Hillhouseのスプーンは2つの木材を張り合わせたブロックから生まれる。これを旋盤に斜めにセットして、独特なパターンが現れるようにした。
テーブルの足を削り出すときと同じく、余分な木材を切り落とし、ディナーウェアにちょうどよい大きさにした(それともブレックファストウェア? ランチウェア?)。
基本の形が出来上がると、バンドソーを使って半分に切断し、特殊なチャックを使ってまた旋盤にセットした。スプーンの凹んだ部分を削り出すためだ。
削り出しが終わると、尖ったエッジやささくれをサンドペーパーで滑らかに仕上げてシーラーを塗った。完成品は驚くほど美しいものとなった。これは、Gradyの旋盤を使って食器を作った初めての体験となった。
[原文]