自転車は気持ちがいい。いい運動になるし、自転車にやさしい街なら最高の通勤の足となる。
カナダのバンクーバーに住むScott Bennettによると、バンクーバーは自転車が盗まれる確率が高い街だそうだ。しかし、彼は「もしグラインダーでUロックを切断したとしても、お前たちを捕まえてやるから覚えておけ」と意気込んでいる。彼は前にもロックを切られた経験があるのだ(盗まれたのは彼女の自転車だけで、彼のは盗まれなかった)。そこで、こんなことが二度と起こらないように考えた。
そして、彼はあるシステムをデザインした。自転車が盗まれても、GPS信号でその居場所を知らせ、泥棒を捕まえるというものだ。ロックのワイヤーを電線代わりに使っているところがミソだ。それを切断するとArduinoが起動してGSMシールドを通じてテキストメッセージが送られてくる。システムはサドルの下の小さなバッグに収まっている。泥棒には予備のチューブかなにかに見えるはずだ。
欠点をひとつあげるとしたら、携帯電話回線を契約しないとけないという点だ。だがそれもプリペイドという手がある。それなら、怪我をしたりバイクを修理したりすることを考えれば安いものだ。何千ドルもする自転車をちょっとのコストで守れるというわけだ。
お願い:グラインダーは自転車泥棒に使ったりしないで、もっとよいことに使おうね。(Atmelより)
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