コーラのペットボトルにメントスを入れると中身が噴き出す。そんな動画をきっと見たことがあるはずだ。普通のコーラにメントスキャンディを入れるだけで、意外なほどの勢いでコーラが高く噴き出す。なぜこのようなことが起きるのだろうか。
このしくみを研究し、エンターテインメントにまで高めたユニットがMaker Faire Tokyoにやって来る。EepyBirdのスティーブン・ヴォルツとフリッツ・グローブのコンビである。
二人は、この「メントス×コーク」間欠泉をさらに勢いよく噴き出させる方法をさまざまな角度から研究した。メントスをたくさん入れればいいのか、コーラが多ければそれだけ長く持続するのか、コーラ以外の炭酸飲料ではどうか。研究の一環として、二人はオランダのメントス工場へ見学にも行ったという。
その研究成果がMaker Faire Tokyo 2015で披露される。2日間の会期中、屋上展示場のステージにて3回にわたってパフォーマンスが行われる予定である（1日は15時から、2日は13時からと16時から［予定］。）。詳細はMaker Faire Tokyo 2015の公式ページで確認してほしい。
コーラの噴水を間近に見るとなると、浴びたコーラがべたつくのではと心配になるかもしれない。しかしそこも研究済みで、市販の普通のコーラの中でも、べたつきがほとんどない種類を使うという。136本もの2リットルコーラボトルを使い、136の間欠泉を見事にコントロール、大迫力のエンターテインメントショー仕立てにしている点も、見どころだ。
このショーが日本で公開されるのは、Maker Faire Tokyo 2015が初めて。ぜひこの上演を目の前で見て欲しい！
科学的な秘密も含めた「メントス×コーク」間欠泉のすべては、二人の著書『Amazing Science――驚きのエンターテインメントサイエンス工作25』（オライリー・ジャパン刊）で余すことなく解説されている。本書ではさらに、車輪をつけたペットボトルをコーラの噴出力で走らせるロケットカーの作り方や、リヤカーの前部に車輪を取り付け、人を乗せて走らせた例なども紹介されている。Maker Faire Tokyo 2015の会場でも即売されている。こちらも当日手に取ってみていただきたい。
─ 今村 勇輔
Maker Faire Tokyo 2015の前売券は、イープラス、ローソンチケットにて好評発売中（前売：大人 1,000円、18歳以下 500円、小学校未就学児は無料）。前売券をご購入いただいた方には、当日会場にて上のデザインのオリジナルステッカーをプレゼント！
