Electronics

2015.10.15

Arduinoでも使えるジェスチャーセンサAPDS-9960

Text by Takumi Funada

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秋葉原を散歩していたら、少し前から気になっていたセンサを見つけたので、試してみました。AvagoのAPDS-9960は複合的な光センサで、光の色、物体の距離、そして人間の手の動きを検知することができます。とくに面白いのは手の動き「ジェスチャー」ですね。チップ内蔵のエンジンで手が動いている方向を処理し、単純な結果を返すので、Arduinoでも扱えます。サンプルプログラムを作って、動画を撮ったので以下に貼っておきます。手のひらの上下左右をキレイに捉えています。

Arduino Dueを使っていますが、3.3V仕様のArduinoボードが手元にこれしかなかったためで他のボードでも大丈夫です(UnoやLeonardoなどの5Vボードにそのまま繋ぐと壊れる可能性あり)。ライブラリはArduino IDEのメニューで[Include library]→[Manage library]を選択してライブラリマネジャーを開き、そこでAPDS-9660を検索すると簡単にSparkfun版のライブラリをインストールできます。

同時にインストールされるサンプルスケッチを少し改造し、さらにProcessingを使って結果を簡単なアニメーションで表示できるようにしました。Arduino DueとMacBookはUSBで接続しています。両方のスケッチをアップロードしておきますので、もし興味があれば使ってください。

APDS-9960はとても多機能なセンサなので、もっと複雑なモノの動きや空間の状態の認識に活用できそうです。データシートをよく読んでみます。

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