ビーチや川岸を歩いていて、石が積み上がっているのを見たことがあるだろう。ケルンだ。トレッキングの目印だったり、瞑想のためのものだったりする。それが、Nicole Ringgoldの石のジュエリーの発想を生んだ。
Ringgoldは自分自身を「アーティストでアートが好きで、アウトドア愛好家で、ガーデナーで小規模農家で旅人」と説明している。2012年まで、彼女はドリルプレスを使ってほとんどの作品を作っていた。それ以来、ハンダ付けと機材の清掃に力を注ぎ、今では工房いっぱいに自然をテーマにしたジュエリーが満ちている。
「私の作品は、拾った石、周囲の自然、音、ちらちと見える光、匂いなどから発想されます」とRinggoldは言う。
ケルンにヒントを得たこれらのネックレスの作り方を、彼女は業務秘密とはせず、ビーズの作り方のチュートリアルを2つ公開している。ひとつは石をくり抜く方法で、もうひとつは石に穴を開ける方法だ。Ringgoldは先端にダイヤモンドのついたコアリングビットとドリルプレスを使って石をくり抜いたり、ヒモを通す穴を開けたりしている(どんな回転ツールでも大丈夫)。石を水につけながら作業すると、ビットも石も熱で破損することがない。
このチュートリアルは4年前のものだが、私には新鮮だった(みなさんにとっても同じだと思う)。それに、その4年の間に、Ringgoldは多くの人々の疑問に答えている。コメントを見てみると、役に立つヒントもあった。コアリングビットが石にはまって動かなくなったときは、ビットの横に釘を打ち付け、引っ張り出すというものだ。冷たい水の中で作業すれば、コアリングビットの中に石が詰まることはほとんどない。しかし、この方法だとビットの消耗が激しい。Ringgoldによれば、石の硬さにもよるが、15回ほど穴をあけると、もう刃先がダメになって石が割れ始めるという。
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