2016.05.11
モニターがいらないRaspberry Piインターフェイス
私はMakerだ。今はRaspberry Piをあれこれいじっている。私はそれを、自分の問題解決のために使っている。たとえば、ポータブルコンピューター、ホームオートメーション、メディア消費などだ。しかし、問題解決を行おうとすると、Raspberry Pi自身が持つ小さな問題にぶつかることがある。それだから、さまざまなシールドやソフトウェアが揃っているのだろう。
私が感じたのは、Raspberry Piプロジェクトのコントロールとインターフェイスのための既存の方法は、使いづらく、かなり複雑であるということだ。Piをシャットダウンするために別のコンピューターを使わなければならないとか、無線ネットワークに接続するためにUARTアダプターを使わなければならないというのは気に入らない。そこで、そうしたことを行うためのインターフェイスを自分で作ろうと決めた。そうして作業を開始すると、これにはもっと多くの使い道があることに気がついた。もっと多くのMakerに使ってもらえれば! そうして、pyLCIプロジェクトが生まれた。
考え方は簡単だ。Piを手に取り、HD44780キャラクターディスプレイ(入門キットなどで人気のディスプレイ。3ドルぐらい)を接続し、ボタンをつなげて、システムをインストールして設定する。それだけで使える。現在は、WiFi接続、音量調節、接続されているI2Cデバイスの表示、Piのシャットダウン、リブート、音楽プレイヤーのコントロール、システム情報の表示が行える。だが、もっといろいろなことができる。新しいアプリを追加すれば、簡単に拡張が可能だ。これには「デバイスドライバー」もある。つまり、ディスプレイとボタンの接続方法を変えることができるのだ。たとえば、GPIO、I2Cエキスパンダー、またはUSBキーボードやテンキーパッドを入力デバイスに使うこともできる。
私はこのシステムをすべてのデバイスに使っているので、私のRaspberry Piのワークフローは劇的に改善され、Piを操作する方法が大幅に広がった。
さらに、これに磨きをかけた。あまりキーボードを叩かずにインストールできるよう、インストールスクリプトを書き、その説明書を作成したのだ。これで誰にでも使えるようになった。今私は、私のシステムに興味を持ち、問題解決のためのアプリケーションを書いてくれる人を探している。そして、私たちのさまざまな問題の解決に役立つよう、みなさんからのフィードバックを待っている。
詳しくは、Hackaday.ioプロジェクトページを見てほしい。また、最新リリースはここで見られます。
[原文]