2016.07.06
子どもと作る喜びを伝えるシリーズ動画「Vance Maker」は楽しく、感動的で、あるときは笑える
もしあなたにお子さんがいれば、いっしょに何かを作るという大きな喜びを経験したことがあるだろう。私は今でも、父から習ったこと(ハンマーの振り方、ノコギリで木材を切る方法、電動ツールを安全に使う方法)を今でも憶えている。そして、いくつものプロジェクトやホビーを自分の息子と行ったことが、自分にとって人生で最高の時間だった。
子どもとして父と共に作業したこと、そして父親として子どもと作業した思い出と同じことが、楽しく、ときに感動的で、またあるときは笑えてしまうシリーズ「Vance Maker」の中で見ることができる。これは、YouTubeユーザーのTim Swayと6歳の息子、Vanceとの記録だ。気が散る子ども、少しイラつく親、画期的な学習の瞬間、ほんとにキレた瞬間、笑い、チャレンジ、うまくできたときの喜び、子どもに伝えられるスキルと自信、それらがこの中に美しく記録されている。
このシリーズを見ていると、まだ息子が小さかったころに時計の針を戻して、また工作をしたいと思ってしまう。小さな息子や娘がいる方なら、このビデオは子どもたちともっといろいろなことがしたいと思わせてくれるはずだ。
「Make the First Cut」のChris CuteがTimとVanceの工房を訪れたとき、ChrisはVanceのために作った工具箱と、ヴィンテージのカンナを持ってきてくれた。TimはVanceにその工具の使い方を教える。
このエピソードでは、母の日のために旋盤でペンを作る。Timは心棒とペンキットを持っていたので、これを使ってVanceとペンを作ることにした。おじいさんもこれに加わり、木のペン入れと、おばあさんのためのペンを作る。この中で、Vanceは何度も「突拍子もないこと」を言う。そこが面白い。旋盤のスイッチを入れる前に、TimがVanceに「いつも気をつけていなければいけない、いちばん大切なことは?」と聞いた。するとVanceはこう答えた。「いつも水和させておくこと?」
このビデオでは、VanceとTimが、Vance Makerのロゴ入りTシャツを作る。シャツを作るために、まず彼らは木の板の上にデザインを描いた。それをバンドソーで切り抜き、インクを塗った木のスタンプをドリルプレスでシャツに押しつける。そして、他のYouTubeユーザーのMakerが作ったいろいろなTシャツの上に、TimとVanceはVance Makerの「V」のロゴを押しまくる。このとき、Vanceが予定にないことを言って父親を笑わせる。ここに登場するドリルプレスは、Vanceの曾お祖父さんが使っていたものだ。Vanceで4代目のユーザーとなる。
Jimmy DiRestaのニューヨークの工房を訪れたとき、JimmyはVanceに非常にクールなお土産をくれた(なんて太っ腹な人だろう)。そのお礼に、Vanceは木材に「Thank U」と書くことにした。Jimmyのビデオの中で実演されていた技を使ってだ(ルーターで文字を掘った上にペンキをスプレーして、サンドペーパーで磨き、文字だけに色が残るようにする)。
VanceはYouTubeで大人気となり、ファンも集まりだした。この可愛いビデオの中で、YouTubeユーザーのRichard Martinは、彼の娘のPoppyに、一番好きなMakerは誰かと聞いている。誰だかわかるかな?
[原文]