Crafts

2016.08.06

黒曜石でキュウリを切る! ナイフで箸を削る! モノづくり脳をはぐくむ教室「Maker Classroom」開校

Text by Noriko Matsushita

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Maker Faire Tokyo 2016の「Maker Classroom」は、親子で参加できる授業形式のワークショップだ。初日の1時限目の授業は、学研による「マルチツールを駆使してツールを作ろう!」。学研では、ナイフなどの道具を使うことで、生きる力を育むことを目指したプロジェクト “キッズハンドクラブ” を開催している。

ワークショップの内容は、ビクトリノックスの子ども用マルチツール「ティンカー for KIDS」を使った箸づくり。授業の前半では、世界最古の刃物である黒曜石など、切る道具の種類を学び、実際に黒曜石、竹製ナイフ、ティンカー for KIDSの3種類の刃物を使った切り比べを体験した。

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きゅうりとソーセージの切りやすさや切り口の違いを体験

授業の後半は、ティンカー for KIDSを使った箸づくりだ。材料には、柔らかいヒノキ、ホウノキ、クリ、メープルの固さの違う4種類の木から自由に選び、保護者と子どもがそれぞれナイフで黙々と箸を削っていく。実は、ナイフを使って木片を斜めに丸く削る作業はとても繊細で、のこぎりで板を切るのとはまた違った技能を要する。はじめて刃物に触れる子どもはもちろん、保護者の方も苦労していたようだ。

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ワークショップでは、安全でじょうずに切るコツなども丁寧に教えてもらえるので安心。完成した箸は、記念に持ち帰って使うことができる

そのほか6日は、コクヨによる講演「メーカーだってハックしたい~コクヨ流モノハックのススメ」、littleBits(コルグ)によるワークショップ「”littleBits”で“まち”を作ろう」が開催された。

ワークショップ「マルチツールを駆使してツールを作ろう!」は、7日の午前10:30-11:50にも開講されるほか、午後からは、Arduino共同創設者による講演、レゴWeDo2.0プログラミング体験(アフレル)、Fusion 360(オートデスク)などが開催される予定だ。

Maker Faire Tokyo 2016の教室で、手を動かして「作ることを学ぶ」してみよう!
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