2017.01.18
新刊『Prototyping Lab 第2版』は1月19日発売。出版記念イベントを2月6日に開催します!
書籍紹介
本書は、Arduinoを使った新しいものづくりの実践を目的とした書籍です。その中心は「距離を測る」「動きを検出する」「光(RGB LED)をコントロールする」「DCモータをコントロールする」「サウンドを再生する」「無線で接続する」などの目的ごとに、すぐに使える35本のレシピ(配線図+サンプルコード)をまとめたクックブック。電子回路とArduinoの基礎も解説し、読者のアイデアを実現することをサポートします。第2版では、Bluetooth LEによる無線通信やウェブサービスとの連携を扱った章とArduinoとRaspberry Piを組み合わせた自律型2輪ロボットの作例を追加。さらにArduinoをベースにプロトタイプが作られたさまざまなプロダクトの事例を紹介しています。
Prototyping Lab 第2版 ――「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ
小林 茂 著
2017年01月19日 発売予定
B5変形/496ページ
ISBN978-4-87311-789-8
定価4,104円
目次などは、「O’Reilly Japan – Prototyping Lab 第2版」にてご確認ください。
『Prototyping Lab 第2版』出版記念イベント —「自家製」テクノロジーが醸成する世界観
本書の出版を記念してイベントを2月6日(月)に開催いたします。本書の著者である小林茂さんと、ドミニク・チェンさんのトークを中心に、ネットワーキングの時間も十分確保しています。皆さまのご参加をお待ちしております!
イベント概要
近著『ウェルビーイングの設計論』やスマートフォン用アプリ『シンクル』などの開発で知られる起業家・情報学研究者のドミニク・チェンさんをゲストにお招きし、Arduinoに代表されるツールキットを活用した「自家製」ハードウェアの可能性などに関して自由にディスカッションします。また、書籍冒頭の作品紹介でプロトタイピングの事例として紹介した製品や作品の一部について、それぞれの作者の方々による実物の展示も行います。
日時:2017年2月6日(月)19:00〜21:30(開場:18:30)
場所:LODGE(東京都千代田区紀尾井町1-3 17F)
参加費:無料
申し込み:参加申し込みページ(Peatix)
問い合わせ先:info@makejapan.org
タイムテーブル
18:30:開場
19:00〜19:15:イントロダクション『Prototyping Lab 第2版』の紹介(小林茂)
19:15〜20:00:トークセッション:「自家製」テクノロジーが醸成する世界観(ドミニク・チェン × 小林茂)
20:00〜21:15:展示+ネットワーキング
21:15〜21:30:まとめ
登壇者プロフィール
ドミニク・チェン(株式会社ディヴィデュアル共同創業者/NPOコモンスフィア理事)
1981年生まれ。博士(学際情報学)。NTT InterCommunication Center[ICC]研究員/キュレーターを経て、NPOコモンスフィア(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事/株式会社ディヴィデュアル共同創業者。IPA未踏IT人材育成プログラム・スーパークリエイター認定。NHK NEWSWEB第四期ネットナビゲーター(2015年4月〜2016年3月)。2016年度グッドデザイン賞・審査員「技術と情報」フォーカスイシューディレクター。
著書に『電脳のレリギオ』(NTT出版)、『インターネットを生命化する プロクロニズムの思想と実践』(青土社)、『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』(フィルムアート社)等。訳書に『ウェルビーイングの設計論:人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社)『シンギュラリティ:人工知能から超知能まで』、『みんなのビッグデータ:リアリティマイニングから見える世界』(共にNTT出版)。
小林茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)
博士(メディアデザイン学・慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)。1993年より電子楽器メーカーに勤務した後、2004年よりIAMAS。2008年にIPA(情報処理推進機構)よりスーパークリエータに認定。主な活動にプロトタイピングのためのツールキット「Gainer」「Funnel」「Arduino Fio」の開発。オープンソースハードウェアとデジタルファブリケーションを活用し、多様なスキルや視点、経験を持つ人々が共にイノベーションを創出するための方法論や、その過程で生まれる知的財産を扱うのに適切なルールを探求。岐阜県大垣市において2010年より隔年で開催しているメイカームーブメントの祭典「Ogaki Mini Maker Faire」では総合ディレクターを担当。
著書に『Prototyping Lab 第2版―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ』(オライリー・ジャパン)、『フィジカルコンピューティングを「仕事」にする』(共著、ワークスコーポレーション)、『+GAINER』(共著、九天社、オーム社)など。訳書に『XBeeで作るワイヤレスセンサーネットワーク』『Making Things Talk―Arduinoで作る「会話」するモノたち』(監訳、共にオライリー・ジャパン)など。