2017.06.07
[MAKE: PROJECTS]Makeyのペーパークラフトを作ろう
ペーパークラフトは、モデル・メイキングの世界を探検したい人のための素晴らしい方法だ。一般的に、ペーパークラフトはお金がかからなくて、比較的簡単に作れる。しっかりした手と十分な時間さえあればできるのだが、その結果には驚かされる。
ペーパークラフトの世界で、とくに優れた技術を持つのは、Rob Ives(@robives)だろう。教師だったIvesは、2000年ごろからプロのペーパーモデラーとして活躍するようになった。著書も2冊ある。「Paper Locksmith」と「Paper Automata」だ。どちらも、見栄えがよくて、動くメカニカルなペーパークラフトが作れる。
私たちは、ポーズを変えられるMakeyロボットのペーパークラフト版を作ってもらえないかとIvesに掛け合ったところ、彼は快く引き受けてくれた。新しいモデル、新しい仕事は、常に新しいスキルを学ぶチャンスとなる。
このためにIvesは、人気のペーパークラフト用ソフトウェア、Pepakura(ペパクラデザイナー)を使ってみることにした。これまで彼は、すべての作業をIllustratorと手と、専門家の目で行っていた。だが、今回は3Dモデルのペーパークラフト化ということでもあり、そろそろこのソフトを試してもよい時期だと考えたのだ。
まずは、基本の形をBlender(図A)で作った。オープンソースの3Dモデリングソフトウェアだ。これをPepakura(図B)に読み込ませ、設定を行った。動的に生成されるテンプレートの出来に満足できたら、さらにIllustratorに読み込ませ、色を付けて、微調整を行った(図C)。
Makey の組み立て
1. PDFをダウンロードして印刷する
PDFを開く。 — データは4ページ分ある。しっかりとしたMakeyを作るために、厚手のプリント用紙を使ってほしい。厚手の紙がないときは、普通の紙でもかまわない。
2. ピースを切り抜く
実線に沿ってピースを切り抜く。点線を切らないように、よく注意して。
3. 折り曲げる
点線に沿って、バターナイフなどの縁が鋭くない器具を使って折れ線を入れる。こうすることで、正確にきれいに折り曲げることができる。
4. すべてを糊付けする
「glue」(糊)と書かれたタブに糊を付け、貼り合わせる。紙が厚くなるほど、強力な糊が必要になる。これで、Makeyはポーズが取れるようになる。
[原文]