2018.03.12
体の不自由なゲーマーがニンテンドースイッチをもっと使いやすくするアダプターを3Dプリントする
ビデオゲーム機は、たいていが両手の使える人を想定してデザインされている。ニンテンドースイッチのジョイコンも同じだ。しかし、すべてのプレイヤーが五体満足だとはかぎらない。体の不自由なゲーマーもたくさんいるのだ。しかし、そんなゲーマーにも使えるようにと、いろいろ知恵を絞ってくれるMakerがおおぜいいることは救いだ。
そんなMakerの一人、Julio Vazquezはこう話している。
MyMiniFactoryのニンテンドースイッチ・アクセサリー・コンテストのアイデアを探していたとき、「Gamer for Granted」のこの記事に出会った。著者は、体の不自由なゲーマーへの配慮が足りないと任天堂に不平を述べている。これを読んで私は、ニンテンドースイッチが持っているモジュラー性を活かして、誰でもがプレイできるようになるアダプターを作ろうと決めた。ジョイコンは2つのコントローラーとしても使えるが、2つを1つとして使うこともできる。そこで、ジョイコン自体を改造することなしに、不自由な手の動きをカバーするアダプターを開発した。
Vasquezの最初のプロトタイプでは、ジョイコンを据え置き型にして、どのボタンも押しやすいようにした。
しかし、デザインが気に入らず、次のプロトタイプを開発した。
ここから、3つめと最終デザインが決まった。これなら簡単にプリントできて、両方のジョイコンを合体させることで、片方の手ですべてのボタンが押せる。2つめのデザインは右利き用だったが、こちらはどちらの手でも操作できる。
Vasquezのジョイコンアダプターに関する詳細と、最終デザインに至るまでの経過を知りたい方は、彼のMaker Shareのページを見て欲しい。
[原文]