ロボット作りの専門家で「Make:」の筆者でもあるI-Wei Huangの機知に富んだ言葉を、私はよく引用してきた。彼は、可愛くて陽気で愉快なロボットを作れば、多くのことが学べると話している。3Dプリントで作れる、可愛いくて存在感のある六足歩行ロボット、Vorpalは、まさにそんな一台だ。誰もが泣いて笑って、惚れ込むに違いない。
VorpalはKickstarterプロジェクトとして開発された。すべてのパーツを含む完全なキットを購入できるほか、自分でパーツを買い集めてボディの部品を3Dプリントして作ることもできる。完全なオープンソースなので、上の動画でMaker Noob Joeが話しているとおり、すでに手元にある部品を利用することも可能だ。Vorpalには12個のサーボとArduino Nanoが2つ使われている。もしそれらが余ってるとしたら、キミは私以上のナードだな。Joeによれば、パーツを自分で買い揃えたとしても、60ドルは超えないそうだ。もちろん、作るための時間も必要だし、ボディパーツをプリントするための3Dプリント代もかかる。でも、それだけの出費をしたとしても、Vorpalの動きを見れば、安いもんだと納得できるだろう。
設計がしっかりしていて楽しいデザインのこうしたプロジェクトが、私は大好きだ。部品を揃えるにも組み立てるにもいろいろな方法が選択できて、ユーザーコミュニティが充実していて、子どもにとっても大人にとっても、コーディングとロボット作りの入門用としてもうまく考えられている。さあ、このチビ助を試してみよう。Vorpalのダンスは最高だ。
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