Fabrication

2018.10.10

3Dプリンター用の取り外し可能な柔らかい磁石式構築サーフェイスを試す

Text by Gareth Branwyn
Translated by kanai

3Dプリンターの取り外し可能な磁石式の構築サーフェイスを使ったことがある? Makers Museで、Angus Devesonが、熱融解積層型3Dプリンター用磁石式の構築サーフェイス「Easy-Peelzy」(ちょっと苦しいネーミング)のレビューを行なっていた。Angusはこれまでも取り外し式の構築サーフェイスを愛用してきたが、これまでは硬いものばかりだった。Easy-Peelzyは柔らかいシート状で、裏側が磁石になっていて、表面はプリントがちょうどいい具合にくっつく仕組みになっている。

柔らかい構築サーフェイスの最大の利点は、プリントが終わったとき、構築サーフェイスを取り外して、ちょっと曲げればプリントが簡単に取り外せるというところだ。硬いサーフェイスの場合は、先が平らな道具でこそげるようにしてプリントを剥がすのに苦労するため、かなり楽だ。

欠点としてAngusが指摘しているのは、高温になると裏の磁石が効かなくなってくるところだ。なので、摂氏約80度以上では使わないほうがいい。

また、動画の中でAngusが伝えているが、AliExpressでmagnetic print bedと検索すると、同じ素材を使った他のメーカーの製品がもっとたくさん見られるという。価格は、どれもEasy-Peelzyと同じ13ドル(約1,500円)前後となっている。

[原文]