Science

2020.04.02

Maker Faire Kyoto 2020 online|パネルディスカッション「COVID-19以降の世界にメイカーが貢献できること」を5月2日(土)に開催。議論に先駆けてSlackのワークスペースを公開します

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画像はイタリアの3Dプリンティングの会社、WASPのオープンソース防護服(https://www.3dwasp.com/casco-di-protezione-ventilato/から引用)

編集部から:Maker Faire Kyoto 2020 online|パネルディスカッション「COVID-19以降の世界にメイカーが貢献できること」を5月2日(土)15:00-16:00に開催します。本記事はそのパネルディスカッションのイントロダクションとして、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に寄稿していただきました。

当日の配信URL:https://youtu.be/bp3XgelJaaU


現在、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の世界的大流行は私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。この状況に応答し、既に一部のメイカーたちは最前線の医療現場で必要とされるツールや部品をつくるといった活動を始めています。そうした高い専門性が要求される領域以外にも、様々なテクノロジーを水平思考することを得意とするメイカーたちが活躍できる場面はまだまだあるはずです。

例えば、「外出自粛が長期化する中で人々が豊かに日々を過ごすためにはどうすればいいだろうか?」という課題一つとっても、メイカーなら様々なアイデアが出てくるはずです。このセッションでは、林園子さん(作業療法士/ファブラボ品川)、類家利直さん(makezine.jpコントリビューター/南欧在住)に登壇していただき、国内外の様々な事例を取り上げながら、COVID-19以降の世界にメイカーが貢献できることについて議論します。

なお、このセッションに先立ち、テーマに関する議論を継続的に行うためのフォーラム「COVID-19 Makers Forum JP」をSlackのワークスペースとして作成しました。メイカー以外に、医療、福祉、教育、自治体など、様々な現場のニーズを知るみなさんの参加も大歓迎です。興味のある方はこちらの招待リンクより参加してください。5月2日までの期間中、フォーラムでの議論の概要について定期的に記事として報告する予定です。このほか、このセッションに関する事例共有や提案はこちらのフォームでも受け付けております。