2009.11.19
MTM04 – 新世界『透明標本』
『透明標本』。標本という印象からはあまりにもかけ離れた存在です。生物でありながら、目に写る造形は、まるで鉱物によって形作られたかのような美しさです。
元来、「たんぱく質を酵素により透明にし、硬骨を赤紫、軟骨を青色に染色をする」
という骨格研究の手法として確立された形態であり、完全な透明感にする為には、短いものでも数ヶ月、長いものでは一年近くを要するものまであります。
現在この美しさを、「命」を身近に表現するインテリアとして、またそのビジュアルを生かし、様々なデザインに出来るのではと活動をしております。