Electronics

2015.04.03

操縦席気分のドローンレースのビデオ8本

Text by Nathan Hurst
Translated by kanai

技術の進歩とYouTubeのお陰で、一人称ビュー(FPV)のビデオカメラを搭載したドローンのレースが人気を呼んでいる。これについては、Make英語版Vol.44にも書いたが、それに息を吹き込むビデオが山ほどある。スピード、曲芸飛行、サウンドまでも加わってドローンレースは盛り上がっている。では、そんなビデオを紹介しよう。乗り物酔いに注意だ。

Carlos Puertolas(通称Charpu)は、世界一とまではいかないまでも、アメリカで最高のFPVパイロットの一人だ。Luminierをスポンサーにつけ、YouTubeチャンネルで数多くのトリック、狭い場所のすり抜け技、廃ビルの中を自在に飛び回るといった映像を披露している。ドローン版、都会の冒険だ。


これが大ヒットした最初のFPVビデオだ。YouTubeで昨年の秋から150万ビューを記録し、多くのメディアに取り上げられた。製作したのはフランスのドローンクラブ、Airgonay。クラッシュ版も製作された。そっちのほうが、オリジナルより面白かったりして。


Aerial Sports Leagueは、頻繁にレースを主催している団体だ。カリフォルニア州オークランドにコースが設置されている。レース中はもう1機のドローンが上空を飛び、イベントの様子を撮影している。その映像と、レーサーのFPV映像との間で非常に面白いビデオになっている。競争の臨場感が伝わってくる。


もうひとつのレーシングリーグ、Aerial GPは、まだ生まれたばかりだが、コースの設定に関する詳しい情報とともに美しいビデオを公開している。もちろん、アクションも満載だ。


MultiGPのビデオは、フロリダの空港で行われたレースの様子を、4人のパイロットの視点ごとに画面が分割されている。


天候が悪いときや、レースに適した場所がないときは、小型のドローンを使えば、駐車場ほどのスペースでもレースができる。十分にスピード感が得られるし、ニヤミスのスリルも味わえる。


Testedのビデオ(Charpuが出ている)は、この競技の概要を上手に説明している。たっぷりとアクションを見せてくれるばかりか、技術的な話やテクニックも紹介している。


ドローンレーシングをもっと見たい? それならMake:英語版Vol.44の特集「Formula FPV」を見てほしい。Build your own with Hovershipもね。ルールに関する記事も見ておいてほしい(簡単だけど)。

原文